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愛して止まないルパン三世について愛を綴るブログです。 BL・同人となっておりますので、ご注意ください。 ※ル次メイン。18禁は明示しますのでご考慮ください。
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ルパン様を愛し、次元たんを愛でたいと常日頃から思っています。

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「a clinical thermometer」(小話)




体温計と睨みあいっこしながらの生活にも疲れました・・・学生時代は熱が出ると学校休めたから嬉しかった気がするんですけど!今となってはすごく困りますね><;;

仕事を休めないからとさっさと病院に行って、風邪薬飲んで万全で職場に行ったはずが結局気分不良で強制帰宅・・・働けます!と言っても聞き入れてもらえず・・・そりゃそうですよね他の人にうつした方が大変ですもんね・・・とぼとぼ

悔しいのでとりあえず食べて薬のんで寝て起きて食べて薬のんで寝て・・・と、いつにない程の規則的な生活をしてみました。笑
今日は夜勤なので、一段と休めませんから!!何とか治さないとと躍起に。
休んだら、他のスタッフに迷惑かけますし、それに受け持ち患者さんが心配ですし・・・・休んでなんていられないんですよね!


そんなこんなで(?)↓から小話をひとつ


拍手[9回]








=a clinical thermometer(体温計)=




「だ~め!お前は大人しく寝てなさい!!」


ルパンの声が室内に鳴り響く。相手は、相棒である次元大介。


「ヤダ・・・・・、」


普段なら心地良い低音の男らしい声も、今は鼻にかかった弱弱しい声になり変っている様。
しかも、途中でごほごほと咳まで挟まれては明らかに風邪であることに間違えはなく。

熱だって、さっき図った上では38℃台もあったのだ。今だって目は潤み、頬は赤く見るからに高熱保持者。


「明日の仕事は、五エ門と二人で何とかすっから。な、次元は大人しくその風邪を治してればいいの!」

「・・・・・むぅ・・・・・・」

そう、明日は前々から作戦を練っていた仕事の決行日。もちろん次元にだって役回りはあった。
ルパンが大丈夫だと言うのだから、きっと二人でだって何とか遂行できるということは理解できるのだ。
しかし、それは次元にとってはつらいことで。

自分がいなくても作戦に問題がないとか。
自分がいない時にルパンに何かあるとか。
自分がいないところでルパンが笑ってるとか。

とにかく、何と言ったって、嫌なものは嫌なのだ。
9割は、ルパンの傍にいれないこと自体が嫌というのは、秘密としても。


「とにかく、そんなに熱があるんだから仕方ねーだろ?!」

「熱、ないもん。」

「あるでしょ!!現に今さっき38.6℃もあったでしょう次元ちゃん!?」

「ない!」

「あった!」


布団からちらりと瞳を覗かせては、駄々をこねる次元に、ルパンもつい大声をだしてしまう。
珍しく甘えるような言葉を紡ぐ次元に、強く出なければ折れてしまいそうになるのだ。
しかし、今回ばかりは認めてやるわけにもいかない。もちろん、次元の身を案じて、だ。


「やめぬか、ルパン。病人に対して、そのような言い方・・・。」


傍で見ていた五エ門も、見るに見かねてルパンを止めにかかる。
その言葉にきらりと瞳を輝かせるのは次元で。


「なぁ、五エ門・・・・」


甘えた声で、名前を呼ばれてはどきりとするのも仕方がない。


「っ・・・・?!な、なんだ・・・次元?」


どきどきと高鳴る胸を押さえて、次元に問うと「俺も明日連れてってくれるだろ?」と仕事の催促。
がくりと項垂れながらも、ルパンの気持ちがわかってしまう。



「はぁ・・・・・次元、お主の気持ちはわからぬでもないが。明日の仕事はそう簡単なものでもあるまい?もし、途中で体調が悪化でもすれば・・・。危険に晒されるのは、お主の身だけではないはずだ。」


暗に、ルパンをも巻き込む可能性があるのだと言われては、次元も二の句を継げず。
ルパンを守るために行きたいというのに、それが逆に悪い方へ向くと言うのなら、本末転倒だ。


「・・・・・、」

「あーもう・・・・そんな悲しそうな顔すんなってぇ・・・次元ちゃん。」


次元の気持ちを理解してこそ、ルパン自身もツライものがあった。
頑固で一途な可愛い相棒のことを考慮し、最終的に「そんなら、明日までに熱が下がったら、連れて行ってあげる!」と条件をつけた。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



翌日、再び体温計の高い音が鳴り響く。



「な、どうだ?ルパン・・・・・、」

計測し終えた体温計を、自分で見ることなく手渡した次元はルパンに問いかける。

「34.9℃・・・・・、」

渋い顔をしたルパンの口からは、下った熱が告げられる。その瞬間、ぱぁっと明るい顔をしたのは次元ただ一人。


「約束だからな!絶対連れてけよ!?」

熱っぽい瞳を潤ませながら、そう告げる次元にルパンはやれやれ、と肩を竦める。
隣から、こっそりと五エ門も耳打ちで「突然こんなに下るものなのか?」と不思議そうに尋ねてくるがそれには返さず。


「次元、俺様の負けだ。今日は止めにするぜ。」

「え?!何でだよ!」

「仕事より、やっぱりお前さんの身体の方が大切だからさ。」

「・・・・・俺はもう風邪治ったぜ?」

「イイじゃないの。俺が一緒にいたいだけだから。お前だって、俺と一緒にいたいでしょ?」

「別に、俺は・・・・・」

「はいはい。今日はお前が嫌って言うくらい、手厚~い看病、してやるな。」



そんなお熱い二人を見ては呆れていた五エ門であるが、その後ルパンから、あの熱は次元の工作だと聞いてようやく事の次第を理解するのだった。







Fin.



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






脇を氷枕か何かで冷やしておいて、熱を計測したとかそんなこと。
そんな悪戯しちゃう次元ちゃんは、最終的にはお尻でお熱を測っちゃうぞ☆というね。←



どんなことをしてでも、ルパン様から離れたがらない次元ちゃんに愛!(ノ´д`ノ。・ゎーぃ・。\´д`\)







ぱちぱちありがとうございます・・・・!!今から夜勤なので、帰宅次第お返事させていただきますねっ><!!!

















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