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結局仕事を失敗。紅い羽の孔雀は手に入らなかった。
盗られたバックは戻らないまま。つまりは金もない。
疲れた体を癒したいが、そのためには金が要り用だった。
持ち前の腕のおかげで、ほんの小さな依頼であればすぐに片付けることが出来たが、結局はそれ相応の報奨金しか手に入らない。
「この程度でも、仕方がねェ。」
贅沢も言ってられねェな、と次元は一人呟いた。
小さな部屋に簡素なベッドがたったの一つ。座るだけでギシリと音を立てるその寝心地の悪いベッドに、ゆっくりと身体を沈めた。
今日は色んなことがあった。自分の罪を突きつけられたり、ピラミッドの呪いとやらに振り回されたり。
まして・・・緑のジャケットを翻す、妙な男に出会った。
「ルパン、三世・・・か。」
舌の上で転がすように、その名をもう一度呼んでみる。
おかしな奴だった。頭も切れる。ましてあの手癖の悪さは、眼を見張るものがあった。
何事にも執着しない方だと思っていた自分の脳裏に、奴の不敵な笑みが貼りついて消えないのだ。
きっと、それは決闘の勝敗がついていないせいだと自分に言い聞かせる。
「次に会った時は・・・」
眠気が襲う。今日は本当に疲れた、このまま泥沼に沈むように眠りに就こうと心が揺らいだその瞬間。
「どーすんのかな?」
自分の上から聞こえる、耳に嫌な程残っているその声音。
顔を見なくてもわかる、いやらしく笑ってるに決まってる。
突然のことにギクリ、と身体が固まるが起こった出来事を瞬時に理解しようと重い瞼をこじ開けた。
「!!!ル、パン・・・・!?」
「よぅ・・・へなちょこ。」
思った通り、相変わらず出会った瞬間のあの不敵な笑み。深く深く笑うその男は、さも楽しそうに次元を見下ろしていた。
「なっ・・んで、こんなところに居やがる!!!」
急いで腰に手を回してマグナムを取ろうとするが、空振る指先に驚きを隠せない。
無い。そこに存在していたはずの、自分の銃が消えていた。
「お探しモノはこちらかしら~?」
「テメェ!!!」
理由は簡単。答えは眼の前に突きつけられていて、自分の捜すマグナムはすでに奴の手に渡っていた。
くるくると指で遊ばれるマグナムに手を伸ばすが、もちろん素直に返されるはずもなく宙を泳ぐ。
「すーぐこんな物騒なモン手にするなんざ、良くないと思うぜぇ?」
「うるっせぇ!何しにきやがったんだ!!!!」
ニヤニヤと笑うルパンに腹が立って、憤りのままに叫ぶ。
しかし簡素な宿であったことを失念していて、ハッと気づいて黙り込んだ。壁は薄いだろうから、周囲の奴らに聞かれたら面倒だと思い至って。
「そうそう、そうやってちょーっと静かにしといてくれる?良い子だからさ。」
「ちっ。とにかく、ソコどけよ。」
「やーよ。」
睨みながら言ってやれば、すんなりと否を示すルパンにギリりと歯を鳴らした。
勝負がしたいなら、一騎打ちで堂々とやり合うはずだ。再戦を申し込みにきたわけではないだろう。
これは、たった数時間でもわかったこの男の流儀で。汚い手を使って自分の命を取ろうとはしないと、妙な確信があった。
ならば、何を?
「ん、何をって聞かれると、ただ確かめに来ただけだぜぇ?」
「だから、何をだよ。」
「峰不二子と、お前の間に何があったのか、だ。」
ルパンがきらりと瞳を光らせて、合点がいく。
なるほど・・・
「つまり、アンタはまだあの女の戯言を信じてるわけだ。」
フン、と鼻を鳴らす。くだらない。
「俺とアイツの間にゃ何もなかったって言っただろうが?」
「けど、峰不二子はお前の下半身を知っている、と言ったぜ?」
そんなくだらないことならば、この答えで十分だと思って少し安堵したのが間違えだった。
そう言えばこの男はあの女に惚れてるか何かだろう。簡単に人を騙す女だ、それでも信じると言うのか?
「俺は、身に覚えがないって、言ってんだぜ?」
「自分のモンにしようと決めた女と、今日初めて会ったお前と・・・どっちを信じると思う?」
探るような瞳で見つめられて、次元は一瞬瞳を揺らす。
「・・・ハッ、そりゃそうだ・・・で?お前さんはそいつをどうやって確認するつもりだよ?」
なんだか、自分よりあの女を信じてると言われたことに少し傷ついた自分がいて。
次元は、両手を頭の後ろで組みながら投げやりにそう言ってやる。
「あぁ。だから、本当にへなちょこマグナムなのかどうか見たらわかるかな、と思ってよ。」
「・・・・は?」
「ま、野郎のナニにゃ興味もないけど、それしか確かめようもないしな。」
そう言いながら、次元の下肢に手をかけたルパンに、やっとその真意を理解する。
考えもしなかった事態に、慌てる次元は瞬時にルパンの手を止めようとした。
しかし、止めようと動かした手が動かない。
「ッ?!なっ?!なんだ?!!!」
「あ、邪魔されそうだから先に手打たせてもらったぜ?」
にやり、と笑う悪魔と頭上から動かない自分の手を交互に見る。
ベッドヘッドと自分の手首がいつの間にか縄で結び付けられているなど、信じがたいにも程があった。
「なん!だっ!これは!!ッ・・・ほどきやがれっ!!!」
ギシギシと揺さぶってみるが、解けるどころか喰い込む縄に顔を顰めた。
ぴりりと走る痛みは、現実を突きつけてくる。
「暴れんなよ。女じゃあるまいし。」
馬鹿にしたように笑うルパンに、更に苛立ちが募る。
見せるのが恥ずかしいわけじゃない。ただ、こんな男に見られるのが悔しいだけだ。しかもこんなやり方そんな理由では、屈辱でしかない。
「くっそ!」
「はいはい、御開帳~。」
暴れる脚も容易に押さえつけられて、いとも簡単に見られる自分の恥部に次元は眼を逸らした。
まじまじと見つめるルパンに、いたたまれない。
「・・・・おい・・・もう良いだろうが!」
「ン~~いや、まぁ・・・。」
「何がご不満なんだよ!!!」
納得できていないように生返事を返すルパンに、何事かと問う。
「いや、別にまぁ・・・普通じゃねェ?へなちょこって程でもねェし・・・・」
「ッ~~~~!!言ったことじゃねェだろうが!!あの女の口からデマカセなんだよ!!!」
ルパンの言いたいことがわかって、顔から火が出そうになる。他人に自分の息子の大きさ云々など言われたくないというものだ。
もう良いだろうが、離せ!まじで!!と怒鳴る次元にかまわず、ルパンは一人で考えを膨らませていた。
「いやいや、待てよぉ・・・もしかすっと・・・・」
「ひっ?!」
スルり、とルパンの長い指があろうことか自分のイチモツに絡みついてきて次元は息をのんだ。
「もしかして、勃起した時の大きさが足りないとか・・・むしろ勃たねェとか・・・。」
「ほっんっきで・・・ッ!言ってんのかこの!馬鹿野郎!!!!」
見るだけならまだしも、どんどんふざけた方向に飛躍するルパンにいい加減堪忍袋の緒が切れた次元は、渾身の力を持って膝でルパンの股間を蹴りあげた。
ガフッ・・・と噴き出して苦痛に歪むルパンの表情を見て、次元は少し清々する。
股間を押さえて悶えるルパンを尻目に、今がチャンスだ、と身体をひっくり返して自分の手首に目を向けた。
簡素なベッドは木材で出来ており、元より壊れかけていたおかげもあって思いっきり力を入れればベッドヘッドがバキリと音を立てる。
後は手首の雁字搦めにされた縄を解くだけだ、と安堵した自分の背後に黒い影。
いや、真黒なオーラを纏ったルパン三世が、痛みから復活して次元の背中に覆いかぶさってきた。
「ッヒ・・・?!」
「やって・・・くれんじゃない?」
ビクリ!と身体が戦慄く。首筋から顔を覗かせるルパンに目を向けると、恐ろしいまでの笑みを浮かべていた。
「お、おいっ・・・!な・・・・どこ触ってっ!!?」
「大人しくしてたら、優しくしてやったってーのによ・・・」
「あっ・・・!」
ぎゅう、ときつく握られた中心に次元は血の気が引いた。
まさかさっきの仕返しに潰す気がコイツ!?と一瞬怖気づくが、そうでもないらしい。
ゆるり、と優しく触れてきたかと思えば、ぬるぬると上下に扱きだす。
「ふっ・・・?!あ、ぁっ・・・テメ、何、なに、しやがっ・・・!」
「だーかーら・・・大きくしたお前のナニを見てやろうって言ってんのよ・・・。」
「まっまだそんなこと言ってんのか?!」
バタバタと暴れようにも、中心を掴まれては思うように動くこともできず。
ズチュズチュと先走りで湿った竿を強く擦られて、下腹部に熱が集まる。
「あ、ぁ・・・くぅ、ゥんッ・・・ンん・・・・」
「かーわいーの。犬みたいな声出しちゃって?」
「ふ・・・っ、くそっ・・・あ、あ!」
歯を食いしばって、布団に顔を埋めてなんとか声を抑えようと躍起になるが、ルパンの手淫に翻弄されてしまう。
細くて長い指は巧みに熱を扱いて、先端の弱い部分を刺激するように爪を立てられて、知らず腰が揺れていた。
「で、る・・・ッ、も、もう・・いっ・・・だろ・・・やめッ・・・ろ・・・ッ!」
「ああ。最初はまぁ、大きさ見るだけのつもりだったけど。お前が悪いんだぜ?」
「ヒぁッ!?」
イキそうなくらい張り詰めた根元を、ルパンはぎゅっと握りしめた。
痛みと、イケないもどかしさで次元の眼には涙が浮かぶ。
離せと呻く次元の声も聞かずに、ルパンはごそごそとポケットからある物を見つけ、そのまま次元の下肢に垂らした。
「ぅ、冷た・・ッ・・・・」
「ローション。これねェと、さすがに入んねェだろ、男は。」
「は・・・?」
ルパンの言ったことが理解できず問い返す次元に「女と違って、勝手に濡れないからなぁ」と鼻歌交じりで、ルパンはそのローションを指に絡めた。
濡れた指を次元の後孔に滑らせて、周囲を緩く揉みしだく。
「!?な、なッ・・まさ、か・・・っ・・・」
「俺様も、まぁここまでスル気は全然なかったんだけどよ。お前があんまりにもやっかいなモンだからよ・・・盗みたくなっちまったじゃねェの・・・。」
にやりと背後で笑ったかと思えば、秘部にルパンの指が入り込む。
1本の指でナカをかき混ぜられるだけで、次元は全身がざわつくような違和感を覚えた。
「あ!ぁ、やめッ、やめろ・・・ッ、ぅぁ・・・!はぁ・・・、ぁ。」
「ここまで来てやめられるわけねェだろー?」
「あッ!!」
ぐっ、と無理やり増やされた指はナカを拡げるように蠢く。
気持わるいはずなのに、それ以上の何かが次元の身体を蝕んで、徐々に思考に靄がかかっていた。
ぐちゅぐちゅと音を立てて秘部を荒らされて、それでも負けじと次元はその快感を逃そうと歯を食いしばっていた。
「ふ、ふぅ・・ふ、ぁ・・・ぅ・・うう、ンくっ・・・は、はッあ・・・」
「堪えるねェ~結構気持イくせに。」
「うっ・・・せっ・・・ぁ、あ・・・ッ・・・・」
「じゃ、ココは、どーかな?」
「え、ぁ・・・・あ!ああっンッ!!」
楽しそうにそう呟いたルパンが、ある一点を指で押しつぶすようにしてやれば、ビクッと次元の身体が大きく跳ねた。
今までにない高い声を出して鳴いた次元に気を良くして、ルパンはソコばかりを擦り上げたり突いたりと弄ぶ。
「うぁ!ぁッ!ぁああ・・・ひっン、なぁ・・な、なに?!」
ソコを刺激される度にビクビクと身体が跳ねては全身に快感の電流が走り、次元は思考が追い付かない。
ルパンに握られている中心からも、ダラダラと先走りがこぼれおちていた。
「涎いっぱい垂らして・・・だらしねェなぁ・・・・?」
「は、ハッ、ぅ、ぁ!あ・・・ソコ、やめっ・・・ヤッ・・・・・・あッ!」
快楽に怯えるように逃げ出そうともがく次元に、ニヤニヤとルパンは笑みを深くする。
ズルり、と指を引き抜くだけで甘い吐息を洩らすが、休息の時間は与えられない。
「挿れるぜ?」
「え?!あ・・・ッ・・・・!!」
ズプッ、と秘部を圧迫されたかと思えば、皮膚を引きつるような痛みに次元は眼を見開く。
先ほどの指とは比べ物にならないほどの大きさと熱が、ナカに侵入してきた事実だけを理解して。
十分に慣らされ、濡れてはいたが、想像以上の衝撃に次元は悲鳴を上げた。
「ひぃッ!痛ッ・・・・い!痛いッ・・・!!」
「っ・・く、さすがに・・・狭いな・・・」
「ぬ、抜いて・・・ッくれ・・・無理だ!」
じたばたと子供のように暴れる次元の首を押さえて、ルパンは塞き止めていた熱を扱き始める。
前で感じる快楽と、後ろの鋭い痛みで次元の思考は混乱していた。
「は、ぁッ!あ、ッ、あうう・・・ッ!」
「息、合わせろ・・・力抜け・・・って・・・・!」
「アッ、はッぁ、う、うぁ・・・・むり・・・無理・・だっ・・・」
ルパンもさすがに初めてで無理にやりすぎたかと反省しつつ、次元が落ち着くのを待った。
全身で大きく呼吸する次元を落ち着けるように、頭を優しく撫でる。
「あ、ぁ・・・う・・・うっ・・・」
「ハッ・・・落ち、着いたかよ・・・?」
「う、ぅう・・く、あ、ああ・・・。」
押し広げられた秘部は徐々にルパンの形に慣れ、萎えかけていた次元の熱も徐々にまた硬度を持ち始めていた。
先端だけしか挿れていなかったルパンも、待ち続けるのはツライものがあり、次元の様子を見てまた少しずつ侵入を始める。
「ふ、ぅ、ぅぁ・・・挿いって・・・来る・・・・ッ・・・・」
「もう、ここまで来たんだ、から・・・・観念・・・しろ、よ。次元大介・・・・。」
竿をねじ込みながら、ルパンは次元の耳もとに唇を寄せてそう呟くと、ピクリと次元が反応を示した。
ゆっくりと全部押し込み、もう一度、「次元」と呼ぶと、きゅうと締まる後ろに愛しさがこみ上げる。
「あ、ぁう・・・名前、呼ぶ、んじゃねェ・・・よ・・ッ・・・」
「へなちょこ、じゃ、ねェから・・・そう呼ぶしかねェだろ・・・・?」
その反応にクスリ、と笑えば次元は顔を赤く染めた。
もちろん、ルパンの言っているのは不二子と同じ部分ではないが。
「お前のナカ・・・すげェ締まりが良いし、うねって俺様のワルサ―に絡みついてきて・・・すげェ、イイぜ・・・?」
「ばッ!?ば・・ッか、やろっ!!」
低音でそう囁いてやれば、恥じらうように次元は縛られた両腕に顔を埋める。
生娘以上の可愛らしい反応に、ルパンはニヤケが止まらない。
「良いモノ、見つけた・・・。」
「へ?」
「動くぜ。」
そう呟くと同時に、ルパンは律動を開始して、深く深く次元を犯す。
「あ!あ!ああッ!ンぁぁふッやぁっ!!」
「良い声で啼きやがる!孔雀以上だぜ。」
律動に合わせてあがる嬌声に気を良くしたルパンは、細腰を掴んで先ほど次元が感じていた部分に強く先端を押し付けた。
「ひャぁっ!?あっ!ソコ、はッ・・・あ、イクッいく・・・ルパ、ルパンっ!!」
「ああ、イくぜ・・・?次元。」
「ああぁああぁアッルパン・・・・!!!!」
互いの名を呼びながら白濁を散らして、精を吐き出した。
失神しそうなほどの快感が次元を襲うが、そのまま寝かせてもらえるはずもなく。
ルパンによって、そのまま好き勝手に開拓されるのであった。
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「ん・・・・ッ・・・・!?」
翌日、眼が覚めると綺麗に清められた身体は何事もないかのようであったが、言いたくもない場所に激痛が走る。
昨日のことが現実であったことを認めるしかないが、朝まで自分を好きにしていた男が見当たらない。
「ヤリ逃げ・・か・・・?」
顔が引きつるのを感じたが、フと気づくとテーブルの上に一枚の紙が。
『次元大介をいただきます。ールパン三世』
「・・・・けっ・・・もう、遅ェだろ・・・。」
その犯行予告を見て、悪い気がしていない自分にも嫌気がさす。
いや、きっと身体だけじゃなく・・・心も手に入れると言う意味なのだろうとわかっているから。
律儀なその予告状をひらひらと指先で遊んでいると、裏面に小さな文字で『峰不二子より、お前を信じるぜ?なんてったって、後ろの孔はへなちょこどころか極上だったからよー♪』との文字が。
「あの野郎!!!」
昨日の痴態を思い出し、次元は頬を朱に染めた。
Fin.
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