うえええん
ぎりぎりどうにか間に合わせたくてものすごく短いですが!!
1/1にル次始めたくてとりあえず!!////
あっ明けましておめでとうございます本年もどうぞよろしくお願いしますねえええっ///
続きから短文↓↓
[21回]
「あと少しで今年も終わりか……」
毎年色んな所で特に決めごともなく新年を迎えていた二人ではあったが、今年は何となく日本で過ごすことになった。コタツを挟んで向かい合い、背を丸めて暖を取る。視界に映るのは積み上げられたミカンと、先にある相棒の顔。
「ね、次元ちゃんそこの新聞とって」
「ったく、手くらいコタツから出せよ……」
「だぁって寒いんだもん。良いから取って、あとお茶飲みたい」
どこの亭主か、と言わんばかりの横暴さを見せるルパン。それでもため息一つで腰を上げる次元も、はたまたどこの妻かと言わんばかりの従順さであった。不二子から「相棒って言うより夫婦よね」とからかわれたことがあるが、お互い顔を見合わせて「そうか? 」と首をかしげたものである。自覚はないのだ。
「じーげぇん!」
「あぁ?今度はなんだよ」
「忘れてた!なぁなぁ姫始めが良い?それとも繋がって新年を迎えたい? 」
言われるがまま、お茶を淹れていた次元を叫ぶように呼ぶルパン。何だよ、と顔を覗かせれば至極ふざけた内容を真剣に問われて頭が痛くなる。ルパンと“そういう”仲ではあるが、何回行為に及ぼうとソレをハッキリと口にされるのは恥ずかしくてたまらないのだ。「やぁっぱり、姫始めの方かな」とルパンは勝手に自分で答えを出している始末。
「くだらねぇこと聞くんじゃねぇ!大体、姫始めって言うのは姫飯を食べ始める日って意味でもあんだよ…飯くらいいくらでも食べさせてやるからそれで我慢しろ!」
「ヤダ。俺様は、次元ちゃんをいっぱい喰いたい」
「……ッ」
反論してやりたいが、真剣な目で見つめられて顔が火照る。横暴で自分勝手な男だが、それでも誰よりも大切で才能に満ち溢れたルパンが自分を求めてくれることは次元自身嬉しいのだ。舌打ちを一つして、視線を逸らす。新年を迎えるとは不思議なもので、“新年早々”とよく言うようにその日にあった出来事は1年間を左右しそうな気になるのだ。セックスなんてしてしまえば、一年中ルパンと性交しているのではないかと不安になる。嫌ではない。嫌ではなくむしろ…
「ダメだ」
「はぁ?何で! 」
「お、おかしくなっちまうダロ……」
かぁぁぁぁぁと更に真っ赤になる顔を隠すようにボルサリーノを手で押さえる。嬉しくて幸せな時間が続くと、人はその感覚が麻痺してしまうもの。ルパンとずっと繋がっているだなんて、その快楽に溺れてどうかなるんじゃないかと恐いのだ。
「次元ちゃん……そういう顔、他の人に見せちゃダメよ?」
「は?」
「すっげ、かわい……」
捕食したくてたまらない、と言うように舌舐めずりをするルパンの瞳はすでに獰猛なソレに変わっていた。獲物を眼の前にして、臨戦態勢も十分なようで。先ほどまで寒い寒いとコタツから手すら出さなかった男が、すでに片足を残してずるりと這い出てきているのだ。「ひぃィッ!」と飛びかかってきそうな獣を前に、次元は逃げ腰になる。
「ちょっ!ま、待てよルパン…年、年越してからじゃねぇと姫始めになんねぇぞ!は、初夢だってな、初日に見た夢じゃねぇんだ!1/1の夜寝てから1/2にかけての夢がそうなんだよだからホラ、今からしたんじゃ姫始めとは言えねぇだろきっと!」
だから落ち着け!と一生懸命止めにかかる次元に、ルパンはあっさりと「それなら繋がったまま年越しする方に変えるから良い」と自分が決めた選択肢をあっさりと変更した。加えて「それに、そんなに姫始めしたいなら明日もっかいすれば良いしな」とニッコリ良い笑顔で恐ろしいことを言い始める。次元にとっては、足腰起たないまま布団で寝込むことになるのが目に見えており、新年早々そんな惨状は避けたかった。
「ちょっ……!」
「はいはい、諦めなさい」
逃げようとした身体はあっさりとルパンに捕らえられ、抱え上げられる。ジタバタと暴れようとも、しっかりと肩に担がれて降りることは叶わなかった。せっかく淹れたお茶が視界を掠めるが、次にこの場へ戻る時はすっかり冷えているだろうことは想像に難しくなく。次元の叫びは二人の寝室へと消えて行くのだった。
*
そっと降ろされたのは布団の上。いつものベッドとは違い、畳に敷かれた布団は少し硬く感じる。時計に視線を向けると長針と短針が後少しで合わさろうとしていた。
「る、ルパン……本当にヤんのか?もう年越すぜ?」
「え。あーホントだ。時間ねぇな……急ぐか」
「えッ?」
何が?との問いすらを聞こうとはせず、ルパンは一気に次元の下肢を露わにする。ズルりと突然下着ごと脱がされ、寒さと恥ずかしさに次元は身震いした。鳥肌の立つ皮膚にスルりと指を滑らせ、そのまま後孔に触れる。ビクリと戦慄き目を見開く次元にちゅっと優しいキスを送って、安心させるように身体を密着させた。両脚の間に身体を滑りこませて、そのまま次元を布団に沈みこませる。その頃には、自分勝手なルパンの行動に次元も抵抗を諦めていた。早急に繋がりたいルパンの意図を汲んで、次元も力を抜くように組み敷く男の首に両腕を回してゆっくりとした呼吸を繰り返す。その健気な様子が可愛くて、ルパンは嬉しそうに「急ぐけど、ちゃぁんと優しくすっからね」と耳もとで囁いた。
「ふッ……ゥ、う」
「痛くない?次元ちゃん」
「ン、んうぅだい、じょうぶ……だから」
ルパンの長くて筋ばった指を二本受け入れ、クニクニと探るように動かされて吐息を漏らす。何度しても慣れない感覚に、眉を潜めて堪えていた。筋肉によって普段は閉じられている部位を、他人によって押し広げられる違和感は大きい。
「ふっぁ!ああっ……」
「ン、ココね」
「ん、ゥぁ……ルパ、ぁ、あッ……」
次元の良い場所を見つけたルパンは、そこを集中的に攻める。指先で押しつぶしたり擦りあげるだけでビクビクと指先まで痙攣させて喘ぎを洩らす次元の痴態を見て、ルパン自身も痛いほどに張り詰めていた。早く挿れたくてたまらないが、毎度処女のように締めつけてくるソコをほぐしてしまうまでは我慢しなくてはと苦笑する。
「後ろだけでイキそうね、次元ちゃん……気持よさそう……」
「……る、るぱッあ、あっ……も、いれ、ろよ……」
「え?でもまだ……」
「一緒に……ッあ、はぁ……ン、ん……繋がって、年、越すんだろ……ッ?」
そう言いながらチラリと視線が向けられた先では、ちょうど時計に存在する三つの針が合わさろうとしていた。次元が自らルパンに腰を擦りつけ、顔を覗きこんで妖艶に微笑んでやればルパンの熱はドクリと強く脈打って主張する。指を引き抜いて、一気に自身を突き入れてその身体を抱き締めた。
「あっぁああっぁッ……ルパンっ!!」
「次元っ……!」
挿入の痛みに身体を強張らせ、堪え切れずあがる次元の悲鳴と同時に室内に置かれた時計が0時を伝える。交わり合った針はすぐに離れて行くが、二人の身体は溶けあうように混ざり合ったまま。新年の挨拶など忘れ、お互いを強く求め合うように深く繋がり続けるのだった。
Fin.
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びみょおおお!でも23時59分48秒で更新できてるううつ///間に合ってるううう/////
本年もル次でいきますよー!!よろしくおねがいしますうううっ///
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