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「なぁなぁルパンっ・・・!/////楽しかったなぁーーvv」
ばたん、と扉を閉じてアジトに入るのは(赤ジャケ)ルパンと、(兎)次元の2人。
こちらも1週間の相棒交換となり、次元の望むがままにあっちに行ったりこっちに行ったり。
つまり、デートでも楽しんできたといったところだ。
「はいはい、そんなに慌てると転ぶぜ?」
はしゃぐ次元はあまりにも可愛くて、くすくすと笑いが止まらない。
そう言っているそばから、転がっている酒瓶に足を取られ転びそうになる次元を、ルパンはすかさず掬い取る。
「わわっ・・・・・;;」
「ほら、危ないだろ?」
「ぅぅッ・・・・ごめんなさい、ルパン・・・ッ・・・・」
助け起こされたルパンに、涙目で謝る次元。
にっこりと笑いかけて「お前に怪我がなくて、良かったよ。」と言うルパンに、次元は驚いた表情を見せた。
「ん?どうした?」
「う・・・・えと・・・・・ッ・・・・・ルパンじゃないみたい・・・」
「俺もルパンだぜ?」笑
「うん!そ、そうなんだけどっ・・・・!でも・・・・優しすぎて・・・・・なんか変な感じだっ/////」
ぽーっと頬を染めて喜ぶ次元を、そのままルパンは抱き上げる。
「わっ/////ルパンっ?!」
「んー?なんか、お前して欲しそうだったからさ。」笑
「うっうんッ!!嬉しいけどっ!!!!//////ありがとーー!//////」
ぱぁっと華のような笑みを見せる次元は、随分と可愛らしく普段よりも素直で。
ルパン自身も、微笑ましくそのぬくもりを抱きしめてやる。
「俺さ!ルパンのこと大好きだぜ?!//////」
「はは、俺のことじゃねぇだろ?」
逃げることも、嫌がることもしない次元は、ルパンに抱きあげられたまま嬉しそうにそう告げる。
ルパン自身も次元のことは好きだが、もちろん愛しているのはツレなくて・でも可愛い可愛い狼で。
この兎の耳がついた次元だって、自分ではなく緑の似合うルパンを愛しているのはわかっていた。
「むぅ・・・・・・・だって、ルパン意地悪だもん。」
拗ねたように、頬をむっと膨らませて呟く次元はどこか寂しそうでもあって。
「だから・・・・優しいルパンの方が好き!怖いルパンなんて嫌いだもん!!」
そう言いながら、ぎゅっと抱きついてくる次元はどう見ても意地になっているようだった。
そっと覗くと、長い兎の耳はへにゃりと下を向いていて明らかに元気がない。
ルパンが他の次元と一緒にいることが・・・・・いや、離れていること自体が寂しいのだろう。
「ふーん・・・・それなら。俺と浮気、しちゃう?」
「えっ!?」