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愛して止まないルパン三世について愛を綴るブログです。 BL・同人となっておりますので、ご注意ください。 ※ル次メイン。18禁は明示しますのでご考慮ください。
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ルパン様を愛し、次元たんを愛でたいと常日頃から思っています。

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「大人の階段」(小説)



先日から続いております狼次元さんの話です。多分読んでないと内容繋がらないかと><すみません!
エロはないです。

※獣化注意



↓↓↓

拍手[12回]




 

=大人の階段=





「ルパンの・・・シャツ・・・・・」


ルパンを誘うためのレクチャーをしっかりと受けた狼次元は、本日その計画を実行すべく考え込んでいた。
シャツを羽織るとしても、真新しいのではダメと言われ、どうすればルパンの着ていた物を手に入れられるのかと悩む。


「貸して、って言ったら・・・ダメなんだろうなぁ・・・。」


ルパンに計画がばれないようにしろと教え込まれ、つまりは直接接触してはダメなのだと思う。これで失敗すれば、また犬次元から正座でお説教を食らうため、そうならないよう狼次元も必死だった。

もちろん、ルパンにきちんと自分の想いを伝えたいと言う、強い願いがあるのも事実。


「ルパン・・・・」


彼の名前を口にするだけで、心が締め付けられるように痛くて。恋しくて。でも切なくて。

これからのことを考えると恥ずかしいだけではなく、ルパンの反応が怖くもあり。
もし、誘った時・・・・嫌そうな顔をされたら?呆れられたら?軽蔑されたら?不安に駆られるばかりで、逃げてしまいたい気持ちもどんどん大きく膨らんでいた。
しかし、逃げてばかりではダメだと言うこともわかっていて。自分がルパンを好きなのだから、もし結果がダメだとしても、それでも良いと思うようにした。



「ちゃんと、言おう・・・好き・・って・・・」


嫌われたくない。スキ、好きなのに。こんなにも好きなのに。


「もし・・・出ていけって言われたら・・・・」


もうルパンのいない生活だなんて考えられなくて。もう一人で寒さに耐えるなんてできなくて。


「怖いよ、ルパン・・・・」




ふるり、尾が震えるのは寒さのせいだけじゃない。切なくて切なくて。ただ、ルパンの温もりが欲しくて。
自分ばかりがルパンを求めて。浅ましく求めるばかりで。こんな俺は醜いかな?ルパンに嫌われちゃうかな?


(ルパンはそんな奴じゃないだろう?)



「・・・・・うん。」


犬次元に言われた言葉を思い出して、ぐっと指先に力をこめる。


「大丈夫、もう逃げない・・・・。」







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






予定通り、風呂を先に浴びて。その後に風呂に入ったルパンのシャツを、そっと借りて。
ルパンの寝室に、忍びこんだ。




「ルパンの・・・匂いがする・・・・」


シャツだけじゃなくて。ベッドも、枕も、その空気からも。
温かくて優しい、ルパンの匂いがして。それだけで幸せと思えた。


好き。ルパン。



たったそれだけ、言えたら・・・・。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




強い緊張と恐怖が時を忘れさせ、いつの間にか数十分が経過していた。
よく聞こえる耳からは、ゆっくりと近づく足音が聞こえる。もちろん、待っていたルパンの足音。

近づくごとにドキドキと高鳴る胸に、身体が小さく震えるのが抑えられず。

ガチャリと開いた扉。入ってくるルパンは、風呂上がりでズボンだけを身につけており、全身から男の色気を放っていて。それだけでドキリと心臓が脈を打つ。



「じ・・・げん・・・・ッ?」


次元に気付いたルパンは、目を見開いてひどく驚いた様子を見せる。
固まったまま動かないルパンに、次元も死刑宣告をされるかのような緊張を強いられた。



「・・・っ・・・・・あ、の・・・・ルパン・・・・・」

必死に声を絞りだして、何とかルパンに伝えようとする。
自分の想いを。ルパンへの、想いを。

「あの・・・・な?俺、俺・・・・」



「ったく、何の冗談だよ?次元。」


けれど、次の瞬間に聞こえた言葉は耳を疑うセリフ。
くすり、と笑うルパン。しかしそれは、悪戯をしかけた子供に対して咎めるようでもあって。



「・・・・・え?」


「脱いだはずの俺の服がないなーって思ってたら、まさかお前がこんなことしてるだなんてな!大人をからかうもんじゃないぜ?次元。さ、部屋へ帰りな?」
 

優しく微笑むルパンが近づき、そっと頭をなでる。けれど、その目は自分には向いてなくて。
なんで?嫌いなら、そう言って?そんな風に避けないで?



「ルパンっ・・・・!!」


堪えていた涙がぼろぼろと頬を流れるのを感じ、頭が真っ白で何も考えられなくなる。
頭に置かれたルパンの手が悔しくて。そんな風に触れられたいわけじゃない。


「っ!?次元・・・・!」


次の瞬間には、ベッドにルパンを引きづり倒して、自分が上に乗っていた。そして、唇にルパンの温もり。
自分が起こした行動が、正気に戻った今では信じられないけれど。自分から、ルパンにキスするだなんて。



「・・・ごめ・・・なさ・・・・っ・・・・でも、・・・・俺は、俺はっッルパンが好きなのに・・・・!」


一生懸命ルパンに伝えようと何度も好きだと繰り返した。ルパンが自分をそのような目で見ていないことはわかったけど、それでも必死に伝えようと。





---------------------





「・・・・バカ」

驚きと苦しみが混ざったような表情をして、ただ黙って次元の言葉を聞いていたルパンの口から、そう言葉が漏れる。
そして次の瞬間。
突然強く腰を引かれ、逆に組み敷かれて唇に熱い感覚が押しつけられた。
それは先程自分がしたような優しいものではなく、全てを奪いつくすような深い深い口付け。


「・・・っ!?ん・・・っんんぅ・・・・・・・ッ!!!!///////」

呼吸もできず、混じり合う唾液がどちらのものかもわからない程に深い交わりに思考の全てを絡め取られる。



「は、ッ・・・・ぁ、るぱん・・・・っくるし・・・・!!」


長いキスの合間に、ルパンの手は性急に身体を這いまわり肌をいやらしく撫でられて、ぞわぞわと快感が身体を巡っていた。
言葉も発しないルパンの唐突な行動に頭がついていかず、しかし身体を巡る快感はルパンによって除々に高められて頭が追いつかない。
怖い・・・何?ルパン・・・・ッ



「ルパン!!嫌っ・・・・」


力の入らない両手で、精一杯覆いかぶさるルパンの身体を突き放す。
抱かれるのが嫌なわけじゃない。でも、望むのはこんな形じゃない。



「何で?何で・・・っ嫌いなら、そう言って?こんな風に、いじわるしないで!」


涙ながらに訴えると、ハッと気付いたルパンの目が少し和らぐのを感じた。



「・・・・ッ・・・・次元・・・・ごめんな?怖かった・・・な。」

再びそっと頭をなでるルパンは、いつもの優しそうな表情で。


「うう・・・ん・・・・大丈夫・・・・」

「あのさ、次元。よく聞けよ?」

「・・・・・ッ・・・・」

「だから、そんな怯えんなって。」

「・・・うん・・・・」


頭をなでていた手は、そっと背中に回ってゆっくりと撫でてくれていた。
落ち着くように、優しく優しく触れる大きな手は、温かくて心が落ち着く。


「あのな・・・・お前、絶対勘違いしてると思うけど。俺は、お前が好きなんだぜ?」

「・・・え」

「だからさ、俺の方がお前に会った時から恋しちゃってんの!」

「そう、なの・・・か?」

「そうなの!だからさ・・・ずっとお前を抱きたかったってのに。お前ってば怖がってばっかですぐ逃げるだろ?」

「うっ・・・・・」

「こっちはどんだけ我慢してると思ってんだよ!!毎日毎日美味しい匂いさせるカワイ子ちゃんが目の前にいるのに手を出せない俺の気持ちを考えろよ!!それでも何もしなかったのは、お前が俺を受け入れてくれるまで待つ気でいたのよ。そりゃ我慢しきれず襲いかかりそうになった時も実はあったけどさ、そこは男として?頑張るべきでしょ!好きな子を落とすためには、そういう駆け引きも必要!!俺ってば本当頑張ってたと思うわけよ!!」

「・・・・るぱ・・・・?」

「それなのにっ!!お前はなあああんもわかってないし!!最終的にはヒトのベッドで食ってくれとばかりに据え膳までしてくれちゃって!!!野郎のモン羽織って風呂上がりにベッドで待つだなんて誘い方、一体どこで覚えたのよ?!おかげさまで息子直球!!」

「るるるっ・・・・るぱんっ?!;;」

「もう正気もクソもないってくらいぐらんぐらん頭ん中が欲望でいっぱいになっちまってよ!!お前が嫌ってくらい啼かせてツッコンで気持ちよくなりたいって思ったさ?!でもここで手を出しちまったら、正直抑えきかないわけ!!優しくなんて無理無理出来っこない!!そうなるとだ!!俺の今までの苦労は水の泡!!きっと明日はお前100%足腰立たなくてボロボロになっちゃってるわけ!!んで絶対俺のことまた怖がったりしちゃったりして・・・・っうああああもうダメ堪えらんない!!!」

「あのっ!っちょっ・・・・;;;」

「だから!最後の俺の微塵もない理性を総動員して・・・っ俺のなけなしの良心でだなぁ・・・・何とかここは乗り越えようと・・・ッ必死だったってのに・・・・!!お前はあああっ・・・・突然ベッドに引きづり倒してキスしてくれるなんざ、予想外すぎてもう理性も何も吹っ飛ぶってもんでしょ!!そしたら結局泣いちゃうし・・・泣きたいのはこっちだってェの・・・・!どうしてくれんのよこの俺様の努力!!!そしてこの息子っ!!!」


「・・・・え?/////」




今まで大人で、紳士だったルパンの本音の数々に驚くばかりで言葉もなかったが。
最後の言葉を聞いて、足に当たる硬い感触に意識が集中する。


「る・・・・ぱ・・・・っこれっ/////」

「しょうがないでしょっ?!あんな風に誘われて、こうならない方がおかしい!!」


あーーもう我慢できない!と叫びながらぐりぐりと首筋に額を擦りつけてくるルパンに、嬉しさと幸せな気持ちがこみ上げてきて。
そっと、自分の手をルパンの背中に回す。



「・・・・次元ちゃん?」

「あのな、イイよ?」

「へ?」

「お前の好きにシテ?ルパン・・・・・//////」

「~~~~~~~~~~ッ//////////////////////////////」






~それは、大人の階段のワンステップ~






Fin。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




結局エロまでいかなかったのですけど!
いつも紳士なルパン様の危険な部分を書きたかったので満足ですっ(●´∀`)つ≡≡≡愛愛愛)Д`)グシャ笑vvv

エロはまた今度書いて良ければ続きで(ノ´д`ノ。・ゎーぃ・。\´д`\)
それにしても狼次元さんは頑張った・・・と思ってやってください!笑

とりあえず、シャツを羽織った次元さんのイラストも描いてみたので、見てくださる方のみ↓

















216.jpg










間に挿入する自信がなかったので・・・笑 でもせっかく描いたのですみません!!
もうちょっと色気とか可愛さとか頑張りたかったなぁ・・・・・・゜゜・(/□\*)・゜゜・





ではでは、読んでくださってありがとうございましたーーーっ!!!vvv














 

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