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愛して止まないルパン三世について愛を綴るブログです。 BL・同人となっておりますので、ご注意ください。 ※ル次メイン。18禁は明示しますのでご考慮ください。
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ルパン様を愛し、次元たんを愛でたいと常日頃から思っています。

※お友達切実募集中です!(((((( ;゚Д゚)))))
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【ル次祭り投稿作品】相互欲求【R-18】


ル次祭りでコラボ企画をやっておりまして、それが完成しましたのでこちらにも載せますねっ!.+:。(*´v`*)゚.+:。ポッ♪

祭りの主催をさせていただいていますが、まだサイト行かれてない方は是非いってくださいねえええ色んな方の本当に素敵なル次がいっぱいありますよ!!////

今回のは、コラボ企画で小説を書きましたので小説のみです。
これに元さんが素敵過ぎる挿絵をつけてくださってますので、ぜひぜひ!見に行って!くださいませええっ/////


幸せです私は(●´∀`)つ≡≡≡愛愛愛)Д`)グシャ



↓↓


拍手[23回]




「ルパン!テメェいい加減にしろよ…!」
 
 次元の激昂が室内に響き渡る。普段クールで落ち着いた男だが、強い殺気を放ち怒りを露わにしていた。ソレに対してルパンは全く動じる様子もなく、むしろ突然怒鳴られた理由がわからないとでも言うように小さく首を傾げた。
 
「なぁに、次元ちゃん突然怒ったりしちゃってェ。機嫌悪い…あ、今日はあの日とかー?」
 
 次元の威圧で、室内の空気がピリピリと張り詰めていると言うのに、それでもルパンはとぼけた表情を崩さない。その軽口がどれほど次元の怒りを逆撫でしているのか、おそらくは承知の上だと思うと余計に腹が立つというもの。次元は奥歯を噛み締めて、更に眼光を強めた。
 
「ふざけんな…俺は、テメェの気まぐれに付き合うために組んだわけじゃねェぞ…」
 
「気まぐれってェ?」
 
「泥棒稼業だよ!俺がテメェと組んでイイと思ったのは、多少気に入ったからではあったけどな。それがどうだ…女とばっかり遊びまくりやがって!仕事なんざ時たま気が向いたらヤル程度だ!」
 
 地を這うような低音が、ルパンの鼓膜を叩きつける。つまり、相棒になったは良いがルパンの素行が気にくわないと言うことらしい。次元は元より女嫌いである上に、その点で言えば固い心情があるようで。下半身に節操のないルパンのせいで、仕事をすれば女に宝を奪われるわ、日頃も女と遊んでばっかりで放っておかれることも多く次元は納得がいかなかった。
 
―今もまさに、仕事の打ち合わせ中。
 
 真剣な話しを遮ったのは、携帯が高鳴らせるひとつのメロディだった。もちろん持ち主はルパン。相手は女だ。
次元に悪びれることもなく、戸惑いなく伸ばされたルパンの細い指は通話ボタンを押す。その後も楽しそうなルパンの声に次元は眉をひそめたが、視線でさえも向けられることはなかった。やっと通話が終わったかと思えば、赤いジャケットを翻して「ちょぉっと出掛けてくるわ♪」と言いだすものだからたまらない。作戦はまだ話し終わっていない。そんな状況で、平気で相棒を置いて行こうと言うのか。
 
 それは、次元にとっては当然の怒りで。だからこそ怒鳴ったのだが、相手にはそれが全く伝わっていないのだ。
 
「俺はテメェのなんだ…」
 
「え?相棒だけっども?」
 
 そう呟いた次元の瞳が、少し寂しげに翳ったのを見てルパンは頭をかく。別に相棒をないがしろにしたいわけでもなく、ただ単に自分のやりたいことを自由にやっているだけなのだ。ルパンいわく、泥棒とは自由人。何者にも束縛されず自由に自分のやりたいことだけをする。今は確かに次の作戦の会議中ではあったが、女を抱きたくなった。だから作戦はその後にして先に女の元へ行こうとしただけなのだ。
 
「それでテメェは良いかもしれないがな…俺はどうなる。」
 
「どうって…お前もお前の好きにして良いぜ?俺、束縛されるのは嫌いなの」
 
「…ッ…」
 
 別にルパンを束縛したいわけでもないし、そんな重い男だとは思われたくない。ただ、次元自身この男ならばと信じてその心を開いたのは確かで。なのに、ともに過ごしていてもスルりスルりと何にも縛られることなく囚われることなく自由に生きているこの男とは、どこか別の世界にいるような気分だった。
 
相棒、と言う実感が湧かないのだ。こうもどうでも良いような扱いを受けていては、自分が惨めで仕方がない。
ルパンの一言のせいで俯いてしまった次元に、ルパンはどうしたものかと視線を彷徨わせた。つまり、あれだ、女の元に行くなと、そういうことか。そう心で解決策を思案し、IQ300の頭は回答を叩きだした。
 
「わーっかった!わかったってーの。次元、そう暗い顔すんなよ!寂しかったんだな!」
 
「あ!?な、何が寂しいだ…テメェ人の話し聞いてたのか?!」
 
「だから、女の元に行くなって言うんだろ?」
 
 突然思いついたように両肩を叩かれ、驚いて顔を上げれば見当違いなことを言われて次元は眼を丸くするしかなかった。けれど要点をまとめてしまえば、確かに間違えてはいない。
 
「ま、まぁ…そうだな…」
 
 仕事並びに仕事の作戦くらい真面目にやれと言いたかっただけだが、結局は女の元に行かなければそれが叶うため、少々納得はいかないが次元は小さく頷いた。それを見て、ルパンも満足気に笑う。ルパンにしてみればお互いの妥協案が見つかったと言うのだろうが、対する次元の本能は警報を鳴らし始めた。
 
「そんならこうしようぜ…」
 
「ちょっと待て。」
 
「ん?なぁに?」
 
 嫌な予感がする…と次元は気づかぬ内に後退りながら、ルパンを訝し気に見つめた。次元も長年用心棒や殺し屋といった危険な仕事を生業にしてきた身。自身の第六感が告げる身の危険に、警戒心を強めるのは当然のことであった。じりじりとルパンと距離を取っているつもりなのに、そこは世紀の大泥棒ルパン三世。にんまりと笑みを深めたままその歩を進め、次元との距離は1mmも離れることはなかった。
 
「どうしたの?次元ちゃん、顔色悪いよ?」
 
「な、なんでもねェよ…」
 
「ふーん、まぁ良いけど。とりあえず、お前の望みを叶えてやるから。その代わり、俺様の望みも叶えてね」
 
 それは交換条件のようで、けれど普通に考えれば理不尽な要求。それでも迫られた状況に追い込まれている次元の脳内は、正常な思考を結ぶことができなかった。まるで獰猛な獣に睨まれているような錯覚にすら陥る。
 
「のぞみ…?」
 
 最後の空間はトン、と言う軽い音と共に次元の背中に飲み込まれた。壁に追い込まれた次元はこれ以上後ろへ下がることもできず、眼の前に佇むルパンが何を言いたいのか理解するために必死にその瞳を見詰めた。けれど楽しそうに眇められたその双眼は、次元の怯えた姿を映し出すのみであった。
 
「俺とお前のお互いの望みを叶える良い方法。」
 
「な、…んだよ…?」
 
 そう問い返したことで、次元は自身の喉がカラカラに乾いていることを自覚した。恐怖すら感じる男の威圧感に、早く解放してほしいと心が悲鳴を上げる。しかし待っているのは解放ではなく、むしろ心も体もルパンの手中に絡め取られるのだと言うことをこの時の次元は知る余地もない。
 
 ルパンの器用な指先がするりと動き始め、次元の腹から胸にかけてをゆっくり撫で上げる。シャツの上からではあったが、身体のラインを確かめるように触れられて次元はゾクゾクと妙な感覚を覚えた。そのまま左胸に添えられた長くて大きな手は、胸の突起をじわりと押しつぶす。
 
「ンッ…おい、ルパン…何して…」
 
「まだわかんねェの?セックス、しようぜ」
 
 ルパンの言葉を聞いて驚きに眼を見開いた次元だったが、その口が次に言葉を発する前にぬるりと熱くて湿った舌が口内に侵入していた。隙間なく塞がれた唇は、吐息も逃さないというようにルパンによって吸われ食まれる。生き物のように動くルパンの舌を何とか押し返そうともがいても、絡め取られて弱い粘膜を擦り上げられれば身体は戦慄き全身の力が抜けていく。何度も何度も角度を変えて交えられた唇は、先ほどの渇きが嘘のように唾液で潤い、もうルパンの舌につつかれただけで感じてしまうほどに敏感になっていた。
 
「ン、ふぅ…あ、んんッ…」
 
 抗うように身体を押し返そうとした手は、いつの間にかルパンのジャケットに皺を作り、逆に縋りついて情けなく震えていた。プレイボーイを語るルパンのテクニックは予想以上に巧みで、キスをされている間に身体をまさぐられながらシャツのボタンを外され、キッチリと着ていたはずの服が乱れていることにも気づけないほどだった。うっとりとその口淫に次元が酔いきった頃、やっと唇が解放される。
 
「は、はぁ…ぁ、ふ、るぱ…ん?」
 
「ンフ、次元…可愛い」
 
 正気に戻り切れない次元の首筋に吸いつき、感じる部分を狙って歯を突き立てては舌を這わせる。薄い皮膚を強く吸い上げれば、肌は赤く染まりそこには痕が残った。鼻にかかった甘い吐息を漏らす次元は、未だに自分が何をされているのか理解しきれないようで戸惑うように瞳が揺れていた。
 
「やめ、辞めろ…るぱん、冗談は…ッ…」
 
「冗談でこんなことスルはずないでしょ?女の元に行って欲しくない次元ちゃんの望みと、性欲解消したい俺様の望み、一致してるんだから何も問題ないじゃない」
 
「なっ…?!」
 
 性的な動きを止めないルパンの手に翻弄されながらも、やっと現状を理解した次元はその身体を強張らせた。つまり、ルパンは自分に女の代わりをしろと言っているのだ。そんな身勝手なこと許せるはずもなく、強くルパンを睨みつけた。
 
「ッ…勝手なこと言うんじゃねェ…なんで俺が女の代わりなんざ!」
 
「代わりってわけじゃねェよ。お前が俺を縛るつもりなら、それ相応の代償があっても良いんじゃないの?」
 
「しば…りたい、わけじゃ…」
 
 
 ルパンが自由人すぎて、相棒として寂しいのは確かだ。相手にされていないとも思える。でも自分だけを見ろとは言えず、またそれを口にする度胸も次元にはなかった。ルパン三世は近くにいればいる程、そのすごさを思い知る。組む前はただの馬鹿だと思っていたくらいだが、そうじゃない。まして、この男は誰をも惹き付ける魅力に溢れているのだ。
 自由を許せば、ルパンはきっとこれからも何者にも縛られず好き勝手に行動するだろう。ましてや、気まぐれで何十年もどこかに行ったまま帰ってこないかもしれない。その時、次元はただ犬のようにマテを強いられるのだ。もう雁字搦めにルパン三世に惹きつけられ囚われている自覚のある次元は、これでルパンを自分に留めておくことができるならば構わないかもしれないと思い始める。
 
「ね、次元…俺の全部あげる…」
 
「…ッ…」
 
 ここぞとばかりに、揺れ動く次元の心へたたみ掛けられる甘美な誘惑。うっすらと笑みを浮かべたルパンに「だから、お前をチョウダイ?」と耳元で低く問われれば、ざわりと皮膚が粟立ち、無意識にコクりと頷いていた。
 
「ん、良い子」
 
「る、ルパン…ッ…」
 
 
 優しく微笑むルパンにボルサリーノが取り払われる。いつも身につけていた帽子を取られたことは、次元にとって最後の砦を壊されたような心情だった。表情も隠すことができず、何もかもこの男に曝け出しているような気分になる。これから起きることを想像すれば、眩暈がしそうな程の羞恥心が湧き立つが腹の底が重く疼いているのは確かだった。ルパンを自分のモノにできると思うだけで、これほどまでに自身が歓喜するのだ。そんなこと思ってもいなかった次元は、自分が欲していたものにやっと気づく。
 
「俺様がずっと欲しかったんだよね?次元ちゃん。意地っ張り…」
 
「っ、うるせぇ」
 
「そんなこと言えなくしちゃうから。ねェ、ココが良い?それともベッド?」
 
 そう言いながら、グッと次元の大腿に押し付けられたルパンの熱が硬くなっていることに気づいて頬を染める。早くしろと急かされているようで、慌てて「ベッドで」と小さく答えるとにんまりと笑ったルパンによって身体を宙に浮かされる。お姫様抱っこ、と言うものをまさか自分が経験すると思ってもいなかった次元は降ろすように騒ぐが、「逃げられたら困るから」ときっぱり言われては押し黙るしかなかった。今さら逃げねェよと言ってやりたくとも、これから自分がどんな風に乱されるのかを想像するだけで恐ろしくなり隙があれば逃げてしまいそうになるのは確かなのだ。それすらルパンに見透かされているのかと思うと、もう逃げ場はないのだと思い知らされる。
 
「っ…」
 
 足早にルパンの寝室に連れ込まれて、ベッドに寝かされる。投げ捨てでもしてくれれば良いものを、お姫様でも扱うように優しく布団に降ろされて次元は気恥かしさに視線を彷徨わせた。視界に入るモノは全てルパンの私物。普段からお互いの部屋に入ることを禁止していたわけではないが、次元からルパンに干渉することが少なかったせいでこうしてじっくりと視ることはなかった。物だけではなく漂う空気もルパンの匂いに満ちていて、気がおかしくなりそうになる。
 
「緊張してんの?大丈夫、優しくするから」
 
「ば、馬鹿野郎…ッ、俺は、そ、その…」
 
「あ、もしかしてバージンちゃん?かーわいーのー♪」
 
 ルパンがわざと揶揄しているのはわかっていたが、バックバージンを改めて口にされ次元は恥ずかしくてたまらなかった。男同士の性交など経験がなくても恥じるどころか通常のことではあったが、この状況にしてハジメテをルパンに捧げるかと思うと何となく癪に障ると言うもの。意地っ張りな次元にしてみれば、戦う前から負けを宣言しているような気がしてプライドが許さなかったのだろう。
 
 
「は、初めてじゃねェ…!」
 
「え?」
 
「…え?」
 
 
 つい口から出まかせを言ってしまった次元であったが、瞬時にそのことを後悔した。初めてではない、と口にした瞬間にルパンの優しかったオーラがどす黒く変わったのだ。眼が据わりうっすらと笑みを浮かべるルパンに、ビクリッと全身が強張る。
 
「へぇ…そう、なんだ。なーんだ…じゃぁ優しくしなくて良いね?」
 
「る、るぱ、そ、その…ッ」
 
「良いから黙っててね」
 
 顔面蒼白にしてルパンに言い訳をしようとしたが、次元の言葉はぴしゃりと遮られる。すでに肌蹴ていたシャツを割られ、突然胸の突起に歯を立てられて驚きと痛みに次元は低く呻いた。慌てて止めようとした手も片手で押えこまれて、執拗に乳首を弄られびくびくと身体は跳ね皮膚はぞくりと粟立ち始める。
 
「ふ、ンんッ!ぁぁ、あっぅいたっ…イっ!」
 
「痛くないデショ?硬くなっちゃって。やらし」
 
 器用な舌先に突かれ、吸われてはその唇に食まれる。ルパンに言われたようにどんどん敏感になる乳首は硬く腫れあがり、熱い吐息にすら感じる程に赤く熟れていた。意識が胸に集中している間にも、ルパンの手は次元の下肢を撫で上げ中心へと伸ばされる。スラックスの中で硬くなり始めた熱をゆっくり押しつぶすと、次元の口から甘い吐息が上がった。
 
「は!ぁ…ッ、んっぁそこは…ッ」
 
「中、随分窮屈そうだけど。ねェ、どうして欲しい?」
 
「く、ぅるぱ、ン、出して…」
 
 膨れ上がる欲望はどんどん下着の中で質量を増すのに、それが解放されない状況では苦しくて仕方がなかった。素直に懇願してきた次元に唇を釣り上げたルパンは、次元のスラックスを素早く抜きとる。けれど下着までは脱がさず、むしろ先走りで染みを作るそのいやらしい熱に生地の上から指を這わせ始めた。
 
 
「次元ちゃん、パンツが伸びちゃってる。それに先っぽのところだけ濡れてぬるぬるしちゃってるね」
 
「う、ぁ、触んな…ツ…ぁ、ぁあ…!」
 
 
 次元の羞恥心を煽るように、下着の中で弓なりになっている竿の部分を唇で食みスライドさせる。どくどくと脈打つ熱は、その刺激に更に硬度を増しじわじわと先端の染みが広がっていく。時折柔らかい唇ではなく、犬歯をやんわりと突き立てれば抑え込んでいた内腿は痙攣するように震えた。
 
「ひ、ぁッ!んンくっうぅ…!ルパ、るぱん…いや、嫌だ…出るッ…頼むから、脱が、せてくれっ…!」
 
「もうぱんぱんになっちゃってるね。そんなに張らせちゃったら、このパンツ使えなくなっちゃうよ?」
 
「ぁ!ああッや、やぁあ!ンぁァああっッ!!」
 
 目じりに涙を浮かべて請う次元をうっとりと眺めながら、下着の上から亀頭部分をパクリと口内に招き入れ、強く吸い上げた。じゅっと口の中に苦みが増したかと思えば、ビクん!と次元の腰が大きく跳ねて悲鳴のような嬌声が室内に響く。唾液と精液でぐっしょりと濡れ切った次元の下着は、視る度に晒した痴態を思い出しそうでルパンが言うようにもう使うことはできないだろう。びくびくと射精の余韻に震える次元が落ち着くのを待たずに、下着を取り去って下肢を露わにする。そのままうつ伏せに次元をひっくり返し、腰を自分へと引き寄せた。
 
「やッ…何、してッ…!」
 
「何じゃないでしょ?俺様もう我慢の限界。早く次元ちゃんのナカに入れてよ」
 
「ば、ばやかろ、ぁ、い、いやだッ…ルパン!」
 
 
 尻だけを突き上げた恥ずかしい体勢に次元が抵抗する間も与えず、尻たぶを両手で拡げられてまじまじと見つめられ次元は眩暈がしそうだった。自分でも見たことのない恥部を、相棒にこうして眺められているのだ。何とか逃げだしたくてじたばたともがくが、器用に抑え込まれており逃げ出すことは叶わない。
 
「んー…綺麗、だけっども…」
 
「ッ!?ば、な、な、何言っ…!」
 
「優しくされてた、ってこと…?」
 
 
 次元の言葉を無視して、険しい表情のままじっくりと見つめていたルパンは指にクリームを付けてクニクニと孔の周囲を刺激し始めた。ひくひくと過敏に反応する孔にツプリと1本指を挿入したかと思えば、ある場所を探るようにナカをかきまわす。
 
 
「ひぁ!ァァあッ!やッやめ…ァ!ああ!ン!やだ!嫌だルパン!やめっ辞めろ!抜けッ…って!」
 
「暴れないでよ」
 
「ひゃッァ!?」
 
 たった1本でもルパンの指は長く、ナカをぐちゃぐちゃに扱われておかしくなりそうだった。戸惑いと恐怖のせいで次元の身体には力が入ったままで、ぎゅうぎゅうと強く締め付けてくる入口にルパンは眉をひそめた。「力抜けって、次元」そう言われても、どうして良いかわからず次元はふるふると力なく首を振る。しかししつこい程に無理矢理ナカを探り続けたルパンの指が、ある1点を押しつぶした瞬間に次元から声にならない悲鳴があがった。
 
「ァ…――――――ッ!?」
 
「ん、あった…」
 
「う、ひゃァ?!ァ、ああッっンぁッな、なにッ、ソコッ…はッぅ」
 
 にやりと笑ったルパンがぐいぐいとやっと見つけた場所を刺激すれば、視界が白に染まる程の快感が次元を貫いた。訳も分からず喘ぎが止まらない次元は、涙と涎でぐちゃぐちゃになった顔をルパンに向け辞めてくれと訴える。
 
 
「やらしい表情しちゃって…。ここ、お前の良いトコロでしょ?ここ、いっぱい突いてもらってたんでしょ?ね、何人くらいの男に気持良くしてもらったの?何回男の汚い欲望受け入れたの?ねェ」
 
「ァ?!な、なにっ…ッちッ違う…しら、知らないッ…」
 
 
 きつすぎる快感のせいで思考に靄がかかっていた次元であったが、やっとルパンが何を言っているのかに気付く。さっきついた嘘をルパンは本気にしているのだとわかって、震える唇で何とか誤解を解こうと必死になった。
 
「ねェ、何が違うの?だって次元ちゃんハジメテじゃないんでしょ?」
 
「違う、ちがっ…さ、さっきの…は、嘘…だから…こ、こんなこと…他の、やっ奴とは、しないぃっ!」
 
 
 懸命に、そうルパンに告げると意地悪く動いていた指が止まって、つぷっと引き抜かれた。それに安堵して後ろを振り返れば、神妙な顔でぴたりと止まっている男が目に入った。
 
 
「るぱ…ん?」
 
「…嘘、だったの?」
 
「…」
 
 
 もう、嘘はつきたくなくて次元が小さく頷けば、はぁァ~と大きなため息をついてルパンは頭を抱えた。どっと疲れたと言うように腰をベッドへ降ろしたルパンに、次元は一体どうしたのかと目を丸くする。
 
 
「だってさ…ずっと欲しかったのに…ずっとずっと、次元が欲しくて我慢してたのに、いざ自分のモノにできるかと思ったら、すでにどっか知らない野郎に盗られてたって聞いて、もう頭爆発しそうでさぁ。腹立ってどうかなりそうで…ごめんね、次元ちゃんハジメテなのに意地悪して…」
 
「おま…え…嫉妬してたのか?」
 
「うん…」
 
 
 情けない、と言うように頷いたルパンに、次元はゆっくりと身体を起こして真っ直ぐに見つめ返す。今、この男はなんと言った?反響するように思い返している間に、また例のメロディがその思考を遮った。
 
「あ」
 
「…ッ…とれよ…どうせ、女だろ?」
 
 
 また携帯が鳴り始めたことに不快感を覚えるが、どうせルパンは何の戸惑いもなく電話に出るだろうと思った。この状況でも。それなのに、ルパンは慌てたように視線を彷徨わせるだけで電話に出ようとしないのだ。首を傾げた次元は、訝しみながらもルパンから携帯を掠め取って通話ボタンを押す。「あ!次元!」と焦って奪い返そうとするルパンの手をひらりと避け、「もしもし」と常套句を口にした。
 
 
『今日の天気は…』
 
 
「は?」
 
 
 『誰?』と不快そうな女の声が返ってくるかと身構えた次元は、返ってきた機械的な音声に肩の力が抜ける。それを見たルパンも、しまった、と言うように頭を抱えたのだ。
 
 
「おい、何だこれは…」
 
「や、いやー…だから…お天気なんて聞きたいなーなんて…その…そういう…」
 
「…おい、正直に話した方が身のためだぜ?」
 
 
 今までの乱れようとは打って変わって、今の次元は人を射殺さんばかりの怒りが身を包んでいた。女が云々と怒っていた比ではない。ルパンが「ひぃ!」と顔を引きつらせる程の殺意だった。いつの間にか手にしていたマグナムの撃鉄がガチリ!と怒りを込めて引き下ろされ、臨戦態勢も整っているものだから自分の死体が数秒後床に転がっている姿が容易に想像できた。
 
「まっまっ待って次元ちゃん!話せばわかるからっ!だからソレ置いて!」
 
「3秒だ」
 
「へっ!?」
 
「3」
 
「まっ」
 
「2」
 
「ちょっ」
 
「1」
 
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
 
「馬鹿か、お前は」
 
「馬鹿じゃない。俺様、これが最後の賭けだったんだもん…」
 
 
 
 最期のナンバーが次元の口から宣告される前に、ルパンはホールドアップを決めた。それを見て、次元は恋人の照準を外しルパンに話しを促した。諦めたようにポツリポツリと懺悔し始めたルパンの言い訳を全て聞き終え、浮かんだ言葉が先程のものだった。
 
 要は、ルパンは元々次元に惚れていたし身体の関係も持ちたかったが次元が素直に受け入れるはずがないとずっと悩んでいた。少しは惚れてもらえるようにアピールし続けたつもりだったが鈍感な次元には全く伝わらず、それならば嫉妬の気持ちを芽生えさせられたら…!とわざと普段以上に女と遊ぶフリをしていたとのこと。これでダメならもう諦めてやるとまで心に決めての徹底ぶりで、全てこの「ファーストセックス」のためだけに毎日毎日作戦を練っていたと言うのだから呆れる。先ほどの着信も、わざと時々鳴るように設定してあたかも女から電話がきたかのように振舞っていたのだ。
 
「てめぇは天気予報とデートの約束が出来るのか?あ?」
 
「え、えへ☆独り上手だったでしょ?」
 
 
 未だに怒りを露わにしている次元に、ルパンはおどおどと機嫌を伺う。せっかくもうちょっとで念願の味を堪能できたかもしれないのに、寸止めの状態でルパン自身は正直泣きそうだった。結局作戦がばれて、こんな状態じゃ次元とセックスなど出来るはずもないが…それ以上に「今後一切俺に触れるな」などと決め事を作られないか気が気ではなかった。そんなことになったら、毎日が理性との戦いできっと神経擦りきれて俺様死んじゃう…と心で涙する。
 
「次元…ちゃん…その、まだ怒ってる?」
 
「…怒ってないと思ってんのか?」
 
「…ごめん…なさい…ホントに愛してんの…それだけは嘘じゃないから…」
 
 
 
 愛しくて愛しくてたまらない相棒に、キロリと睨まれて。抱きたくて抱きたくてたまらないこの男と、自分との想いがもう交差することはないのだと確信して肩を落とす。
 
 
 
―「愛してる」と言われて頬が真っ赤に染まった次元を、しょんぼりと項垂れたルパンが気づくことはないのだった。
 
 
 
 
 
Fin.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
(おまけ)
 
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
「はぁ…」
 
「…」
 
「はぁ~~…」
 
「ッ…~~~るぱん!」
 
 
 あの出来事の後。ルパンは女遊びをすることもなく、真面目に仕事に取り組むようになった。元々ルパンは女好きではあったが、相棒に惚れてからは女では勃たなくなったのだから仕方がない。演技も必要なくなった今、次元とともに泥棒稼業に勤しんでいるというわけだ。
 
 けれどそれはそれ。次元との仕事は楽しくスリルも満点で問題はないが、好きな相手とずっと一緒にいて手も出せないとあっては当然性欲も溜まりに溜まると言うもの。女で発散できない今、ルパンは毎日右手がお友達と言うのだから情けなくて死にそうだった。本当は、次元を無理矢理にでも押し倒して服を剥いて肌を舐めて秘部をほぐして息子で貫いてどろっどろに溶け合ってしまいたいが、そうはいかない。
 
「だって…だって好きなんだもん…」
 
 ぐす、と惚れた弱みで手を出すことができないルパンは膝を抱えてそう呟く。ため息ばかりのルパンに、辛気臭い!と怒鳴る次元であったが、ルパンの何気ない台詞にカチンと身体を固めた。
 
「俺様、次元ちゃんに触れないといつか死んじゃうよね…」
 
「しっ死ぬか…ッ!」
 
「次元ちゃんは、本気で人を好きになったことないからそんなこと言うんだよ…好きで好きでたまらなくて、その人の匂いとかフとした表情とか温もりとか、声とか…全部ひっくるめてたまらないくらい愛しいの。全部俺だけのモノにしたいって、思っちゃうの…」
 
 
 いじいじ、と床に指を這わせながらいじけているルパンを見て呆れるとともに、恥ずかしくなる程の盛大な告白を聞いて次元の胸はドクリと高鳴る。顔は真っ赤に染まり、ドキドキと脈打つ心臓が耳触りな程に直接鼓膜を揺らして音を響かせる。なんで、この男は…。世界が躍起になって追いかける大泥棒が、自分なんかに惚れるわけがないと、一時の気の迷いなのだと次元は日々自分に言い聞かせていた。なのにこの男は全く動じることなく、純粋に自分を好きだと言い続けるのだから逃げようもない。次元自身、気づき始めていた。
 
「…おっお前さんは、誰にでも…どうせ、そんなこと…」
 
「ううん。俺様、こんな気持ちになったの次元にだけだから」
 
 
 きっぱりと目を見て告げてきたルパンは、その双眼で真っ直ぐ次元を見据えたまま逸らすことはなく。言葉に詰まって返すことが出来ない次元の両手を掴んで、その温もりを確かめるように強く握りしめた。
 
「ッ!る、ルパンッ…!」
 
「次元…欲しい…」
 
 真剣な表情で見つめられて、次元は顔を真っ赤にさせて慌てた。こんな風に迫るのはずるい、と心の中で叫ぶが掴まれた指を振りほどくことができない。うっとりと耳に注ぎ込むように求められて、全身の力が抜け抵抗もままならないのだ。するりと腰に手を回されて、その身体を支えられればほんの少しだけ背の高いルパンに見下ろされる。それだけで、まるで全てを支配されたかのような気分になった。ぞくぞくと甘い痺れが下腹部を疼かせ、たった指一本で身体に与えられたあの快感を嫌でも思い出す。あれからずっと感じていたこと。それは、この相棒に全身全霊で愛を伝えられることが全く嫌ではないと言うこと。むしろ、それが嬉しくてたまらないと自覚し始めていた。
 
「前にも聞いたよね、次元ちゃん…?」
 
「な、に…を…?」
 
 
 ―俺が欲しいデショ?
 
 
 
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
 
 
 
 
「アッ…ンやぁ…は、はッん…」
 
「次元、可愛い…お前のナカ、熱くてうねってる…すっげ、気持イ…ッ…」
 
「あ、ぁん!ひャァ…い、い、うなぁァっ…!」
 
 
 服を脱ぐのももどかしいと言うように絡み合い、熱いキスをしたままソファに倒れ込んだ。しつこいくらいにほぐされた秘部は、ルパンの想像以上に大きな欲望を受け入れ、きつく締めつけた。じゅぷじゅぷと卑猥な音が部屋中に響き渡り、次元はいたたまれなくて目を瞑る。生理的に浮かんだ涙が頬を伝い、それに舌を這わせるルパンは愛しそうに瞼へキスを贈った。
 次元の良いトコロに当たるようにわざと浅く緩く突き、その度にビクビクと小さく跳ねる身体は薄っすらとピンクに色づいて、汗でしっとりと手に馴染む。その扇情的な姿を目の当たりにして、ルパンはごくりと唾を飲み込んでいた。普段は誰よりも強く頼りになる男が、自分の手によってこうしていやらしく色を変えることが、どれ程の悦びと優越感を男に与えるかなど次元はわかってもいないだろう。奥を突き上げる度に抑えきれずにあがる嬌声や、胎内を擦り上げればたまらないと言うようにくねる腰も、全てが男の精を煽るのだ。もっと乱して、もっと狂わせて、訳も分からないくらいに酔わせてやりたいと膨れ上がる欲にルパンは舌舐めずりをする。
 
「ぅ、あ!ァァっあッああっる、ぱ、あ、ソコは…!だめ、だ、おかしくっなっち、まっうからっ…!」
 
「うん…ここ、に擦りつけたらすげェナカがヒクつくんだぜ。なぁ、お前のすげェ感じてるトコ、押し潰してやろうか…それとも激しく叩きつけられる方が好き?」
 
「ばっばかッあ、ぁん、くぅ…はあぁッ!る、るぱっ…もッ、いっく…ッ」
 
「んふ、後ろだけでイケるだなんて、お前素質あるよ…俺様も、限界…」
 
 
 爪先まで小刻みに震える両脚を大きく開かせて、ルパンは腰を大胆に動かし始める。その激しすぎる律動にソファから落ちないよう、次元は無意識にルパンの首を力一杯抱き締めていた。更に自分を煽る次元に苦笑しながら、そのまま太い杭を最奥にまで叩きつけ射精する。ルパンの熱を内部に感じて不意に涙が出そうな程の喜びが次元を襲う。気持ち良さに視界は明滅し、自分自身も精を吐き出して高く上がりそうになる声をなんとか噛みしめて堪えた。
 
「ンッ!んンーーーーーーっッ!!!!!!!」
 
「っ…く」
 
 
 搾り取られる程の強い締め付けの中、ルパンも全ての精液を胎内に注ぎ込むように腰を揺する。ぴくんぴくんと下腹部の筋肉が収縮し、まだイっていることを確認して、ルパンは泣きながら強すぎる快楽に震える次元を抱き締め返した。
 
 
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
 
 
「ハジメテなのに無理させてごめんね…」
 
 
 その後も「もう無理だ」と弱弱しく抵抗する次元の言葉を聞くことができず、満足するまでその身体を堪能した。隣で疲れ果てて眠る次元の髪を、ルパンは優しく撫でる。絶対に自分のモノにはならないと思っていた男を盗み出すことに成功して、ルパンはどんなお宝を手に入れた時よりも大きな充足感に満たされていた。
 
 
「まぁでも」
 
 
 ぴりりと痛む肩に手を当てて、ルパンは苦笑する。セックスの最中に首筋へ顔を埋めた次元が、声を抑えるために噛みしめたモノがまさかルパンの肩であったなどときっと気づいてもいないだろう。強く歯を立てられたせいで、今でもくっきりと次元の歯型が消えずに残っていた。それが好き勝手に犯した自分への、次元の小さな報復のように感じて笑いがこみあげてくる。
 
 
―簡単に手に入っては面白くないから。
 
 
実は最初から全て、次元を自分のモノにするための作戦だったのだ。きっとそれに次元は気づいていないだろが、唯一計画を逸した思わぬ反抗にルパンは楽しそうに微笑んでその身体を抱きしめた。
 
「一生離さないから覚悟してね」
 
 
 
眠る男の首筋に、その想いを込めてまたキスを贈るのだった。
 
 
 
END.
 
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首筋のキスは「執着」のキスですって~((*゚▽゚人゚▽゚*)) スリスリ♪

喉が「欲求」だったので、そっちでも良かったのですがルパ様が次元さんに執着してることを伝えたかったので///
当然、次元さんもルパ様に執着してますよ////身体許しちゃうくらい////
途中の瞼へのキスは「情景」のキスですね・・・!

いちいち説明しなくても皆さん知ってるかなっとおもいつつ、祭りの方じゃ言えなかったので恥ずかしながらここでお伝え////
キスの場所で意味が違うのって素敵ですよね・・・ルパ様なら全部ちゃんとわかってやりそうです!!!o(^O^*=*^O^)o
でも次元さんはわかってなかったのに、不二子ちゃんとかにこっそり教えてもらって、思い出して真っ赤になってそうです////えへへ/////



慣れ染め話し大好きです~初夜好きすぎて何回かいたかわからなくてすみません・・・・だって・・・・開発されちゃうウブな次元さん大好きで・・・・!ひゃん!・゜゜・(/□\*)・゜゜・



以前私のかく小説で、「次元さんの喘ぎが大きくて好き」って言われたことがあるので、恥ずかしくて今回は抑え目にしようと思ったのですが・・・・お、抑えられてますかね・・・?笑


だって気持ちいんだものおおおおおおおおおおおおおおルパ様だものおおおおおおおおおおおおおお!あぅ(ノjДj)ノ
大きいルパ様のご立派なおちんこと、そのテクがあれば次元さんぐちゅぐちゅに蕩けちゃうに決まってますもん(怒`・ω・´)ムキッ





すみませんでした!笑 ノシ








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