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愛して止まないルパン三世について愛を綴るブログです。 BL・同人となっておりますので、ご注意ください。 ※ル次メイン。18禁は明示しますのでご考慮ください。
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ルパン様を愛し、次元たんを愛でたいと常日頃から思っています。

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St. Valentine's Day(2nd編)/フリーSS


お次は狼次元さんのターン!(●´∀`)つ≡≡≡愛愛愛)Д`)グシャ




2nd設定で、紳士なルパン様×狼次元さん(ツンデレ)となっておりますので、無理!と言う方はご注意ください!!!・゜゜・(/□\*)・゜゜・


大丈夫、という方は続きからお願いします^^↓








拍手[7回]





=好きなのに=


「今日は・・・・バレンタイン・・・・か。」


先日、テレビを見ていて知ったこと。好きな相手に、チョコを渡す日、らしい。
ルパンにはいつもひどいことを言ったり、したりして・・・・自分の気持ちに素直になることができないから。
今日こそは、せめてチョコを渡すことで気持ちが少しでも伝わればイイと思う。


そんな願いを込めて、こっそりと作ったチョコレートを手に、俺は渡せる機会をうかがうことにした。





ーーーーーーーーーーーーーーーーー



「次元、おはよ。」

朝、いつもの優しい笑顔でルパンが起きてくる。会って一番に渡すのが、何よりも早い・・・気がする。
そわそわと後ろ手に持ったチョコを渡そうか思案していると、ルパンが先に口を開いた。


「そういや、今日はバレンタインだな。知ってる?次元。好きな子に、チョコ渡す日。」


”好き”、その言葉に耳やら尻尾やらがぴぴーーんっと逆立って、顔も真っ赤になる。
べべべべっ別に好きとか!そんなんじゃ・・・・っ!!!!//////いや、好き、だけど・・・・でもっ・・・・!!

ルパンにそう言われて、素直に渡せるはずもなく。

「し、知らない・・・・!/////」


俺はそのまま逃げるように、キッチンへと移動した。
視界を掠めたルパンが、何だか楽しそうに見えたけど・・・気のせい?


俺は、最近料理も覚えた。ルパンに教わるのは楽しいし、・・・・・少しでも、ルパンの役に立ちたいから。
朝ごはんを食卓に並べて、そういえば、と俺は思いついた。

チョコ、おかずってことにしたらどうだろう?俺からとか、そんなんじゃなくって・・・・、ただ、おかずとして、とか。
ん、でもおかずで出たことないし・・・変、かな?


「なぁ・・・ルパン?」

「ん?なぁに、次元?」

「そっその・・・・・、人間ってさ、チョコをおかずで食べたり、するのか?」


俺がチョコを渡したいなんてわからないように、さり気なく聞いてみる。
ぶっ、と笑いをこらえていたように一瞬ルパンが吹きだしたけど、その後またいつもの優しい笑みに戻ったから気のせいなんだろう。


「あ~そうねぇ、そういう甘いお菓子がおかずになることはそうないかなぁ?」


にこにこと告げられて、俺は内心しゅんとする。(知らず、耳と尻尾はへにょりと項垂れる)
落ち込んだ様子とか気付かれたらまずいから、俺は「そうだよな、知ってたけど。」って強がってみたけど、渡す機会がひとつなくなってやっぱりどうしようって悩む。

ルパンの視線が、俺の耳やら尻尾やらにいってるけど・・・・何でかな?




食事も食べ終わって、その間も俺はどうやって渡すかずっと悩んでた。
直接渡すのが難しいなら、こっそり渡したらどうだろう・・・・?そう思いいたって、ルパンの愛着してるジャケットに入れることを思いついた。

それなら、ジャケットを着た時に気づかれて、でも俺って断定はできないし、恥ずかしくないはず。




・・・・・・・、



・・・・・・・・・・、じーーーーっと見てるけど、ルパンはその赤いジャケットを脱がない。
そういえば、実際ウチの中でもずっと着てるし、意外ときっちりさせてる。

むぅ、と段々待ちきれなくなって、ついつい目で追いかけていた赤を手で掴んでしまった。


・・・・ん?掴む?


「次元・・・?」

「って、わああああっ・・・・・!?////////」


無意識でぎゅって握ってた服を、慌てて離す。ルパンに変に思われてないかな?!//////
恥ずかしさでソファに隠れてこっそり覗いてみたけど、苦笑してるルパンが目に入って、大丈夫何も気づかれてないと自分に言い聞かせる。


「ほら、おいで。」


その後、ルパンはテレビを見ようとソファに座って俺を呼んだ。
普段はおとなしく一緒に見るだなんてしないけど、今日は特別・・・・俺に目的があるから、仕方なく、ルパンの膝に頭を置いてテレビを見ることにした。こうして近くに居たら、いつか渡せる瞬間がくるかもしれないからな。

そう目論む俺を他所に、きょとんと驚いた表情のルパン。ん?何だろう。
何だかわからないけど、今はチョコを渡す方が優先だから気にしないことにする。





「・・・・・・・ん、」



ルパンはニュースやら難しいのを観てて、正直俺にはわからないことだらけ。
しかも朝から緊張しっぱなしで、眠気が襲ってきた。・・・・ルパンのぬくもりとか、匂いとか、すごく安心できるものに包まれてて、不思議と心がすごく落ち着いてくる。




ZZZ・・・・・



とうとう俺は、眠っちゃって。ここから、あんまり記憶にないんだけど。
夢か現実かわからない間に、こっそりとチョコがルパンの手に渡ってて、頬にちゅって温かい感触。
それで、「ありがとな、次元」って優しいルパンの声がした。


夢でも、ルパンが喜んでくれるならイイやって思う。



ー好きなのに、素直じゃなくてごめんねー







Fin.

ーーーーーーーーーーーーーーーーー




狼次元さんバージョン。ツンデレになりきれてないツンデレさん。(ノ´д`ノ。・ゎーぃ・。\´д`\)
もちろん、最初からルパン様は気づいてます。次元さんがそわそわして、チョコを渡したがってるのも全部。

あんまりにも次元さんが可愛いからからかってみたり。
でも、次元さんがチョコで頭がいっぱいで、いつもはしてくれない可愛い行動とかしてくれるからルパン様もどきどき。罪作りな次元さん!!!//////




甘々すみませんでした!(●´∀`)つ≡≡≡愛愛愛)Д`)グシャ





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