「ん~~~っ…、あぁ、もう昼かぁ……」
目が覚めると、そこはいつものアジト内。いつもと異なるのは……隣にまだ愛しい温もりが存在してること。
「普段はシた後さっさと風呂入っちゃったり、そのまま寝たとしても俺より先に起きて出て行っちゃってるもんねぇ……。」
情事後の色気を孕んだ次元が、スヤスヤと寝息を立てて眠ってる。そんなこと、普段では見ることもできない。
「次元ちゃんってば、ツレないんだもん~~」
ため息をつきながら、可愛らしい寝顔を見つめる。自分は、もっともっと、この愛しい相棒とイチャイチャしたいというのが本音。
いや、人一倍ストイックなこの男が、身体を開いてくれただけでもすごいことなのはわかっている。
「わかってっけど……俺は………」
身体だけじゃなく、次元大介の心も全て欲しい。
贅沢でワガママだと言われようが、それだけは、どんなお宝よりも切望する願い。
「好き、何だよねぇ……俺は……さ」
俺、は?
次元は……?
「好きって、愛してるって、言われたこと…ないもん…」
好きでもない相手に、この男が身体を好きにさせるわけがない。そう思ってはいても、やはり本人の口から聞きたい。
「あ~~あ。」
こればっかりは強要しても意味はないし、知らず深いため息が落ちる。
「ん…ッ、」
ぴくりと次元の瞼が動き、起こしてしまったかと一瞬焦る。しかしそのまま、また規則正しい寝息が聞こえ始めて安堵した。今日は仕事もないし、ムリをさせた身体を休めてやりたいと思っていたのだ。
「ルパ………、」
小さく小さく、吐息と混ざって名前を呼ばれ、どきりと心臓が跳ねる。
「寝言……?」
どきどきと、次元の唇を見つめてしまう自分に苦笑する。次元は、夢の中で俺の名前を呼んだのかな?どんな夢を見て?それは幸せな夢?そう考えるだけで、自分もついつい微笑んでしまう。
「………す、き……」
?!
微笑ましく見ていた唇から紡がれた、たった2つのコトバ。
「~~~~っ//////」
赤面する顔が熱くて仕方なく、顔を両手で覆って心を落ち着ける。
ーくすりと密かに笑う、次元には気づけずにー
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脳内バラ色!!もう萌が収まりませんっ(^O^)////
小悪魔な次元ちゃんも可愛いです!ちなみにこれはファーコン設定だったりしますvv
[4回]