それは雪がちらつく、寒い夜。
もう大分昔のことになっちまうけど・・・俺はそこで、アイツに出逢ったんだ。
知りたいって言うなら教えてやるけど。
俺にとっては、良くも悪くも人生で一番忘れられない日になった。
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「今回のエモノは、こいつだ。ルパン三世。」
人の悪い笑みを浮かべて、ごつい男がひっそりと呟く。
テーブルの上で写真を滑らせ、次元の手元まで寄せられたソレには、楽しそうに笑う男が映し出されていた。
ーールパン三世
裏でも表でも、派手にやっている男で。
名前を聞けば、誰もが知っているのではないかと思う程の大泥棒。
泥棒のくせに、闇に隠れることもない。
ピンク色のジャケットを羽ばたかせて、堂々と。華麗に。欲しい物をかっさらっていく。
ただただ暗闇に生きる次元にしてみれば、関わることもないだろうと思っていた男だが。
こうして、”殺し”の依頼を受ければたちまちその男もエモノへと変わる。
「殺せば、良いんだな?」
「ああ。アイツは、盗っちゃいけねぇもんを、盗っちまったからな。」
ふん、とその男は意味あり気に笑う。大方、”物”ではなく依頼人の”女”とかそんなモノにでも手を出しちまったのだろうと予測がついた。
けれど、次元自身依頼理由には興味もない。いや、深入りしてはならない世界だ。
「金さえ払うなら、別にそんなもんどうでも良いさ。」
タバコを1つもみ消して、写真を懐(ふところ)に収めながら席を立った。
”金”とは言っても別に金儲けのために仕事を受けているわけではない。
ただ、自分の生きる道が、”殺し屋”しかないから。
それならば、それに見合った報酬があるのは当然のことで。
次元にとって自分の生きる意味(価値)を感じることができるのは、金しかなかったのかもしれない。
ゆらりと揺れる尻尾。帽子の隙間から覗く耳。
次元は、野良犬と評されていた。飼い主のいない、狂犬とまで。
誰にも懐くことはないし、ぎらりと光る獰猛な瞳や右に出るモノはいない銃の腕前。
そんな危ない犬を飼いならせる程の、存在ももちろんいなかった。
その時、までは。
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「・・・いた。」
依頼主から教えられた情報を元に、奴ールパン三世ーのいそうな界隈を洗い出した。
詳しいところまではわからず、後は自分の勘に頼って次元はあるバーに滑り込む。
鋭い嗅覚は、的確に狙い通りのエモノを発見した。
無防備に見える背中。
バーのカウンターで騒ぎたてて酒を煽る姿など、噂に聞く聡明さを微塵も感じさせなかった。
そうして、普通であればすぐに引き金を引くバカも多いことだろう。
けれどバーに入った瞬間、次元は空気の変化を察知した。
すでにルパンのテリトリーに入っているかのような、違和感を感じる。
きっと変な行動をとってみれば、どこから狙おうと。何人でかかろうと。
ルパンは、颯爽とその場を擦りぬけて逃げおおせるだろうと次元の直感が告げた。
ごくり、と1つ唾を飲み込む。異様な感覚に、次元は知らず気分が高揚していた。
ータダ者ではないー
そう感じる相手に珍しく出会えて、ぞくぞくとした”殺しの狂喜”が疼く。
元々超一流のガンマンとして、無駄撃ちは好まない。
たった1発の銃声で、相手を地に沈めることが殺し屋家業としてのプライドでもあった。
ならば、迂闊には手を出せない。
変に悟られては、ルパンに逃げられてしまうし、失敗は許されないのだから。
「どうするか、な。」
にやりと笑って、次元は一人呟いた。
男はどうやら相手がいるわけでもなさそうで、カウンター越しに店員に話しかけているだけだった。
ならば、近づいて奴の隙を突くのが一番だと考察する。
ルパンの性格などを熟知しているわけではないが、何となく近づくこともたやすいように感じていた。
すっと脚を動かして、ルパンの隣へと移動する。
殺そうとする相手と親密になるのも滑稽な気がするが、目的のためならば何でもするのも信条で。
ルパンの油断を誘うためには、少しばかり時間が必要であった。
「おい、ココは空いてんのかい?」
「へ?」
次元がにっこりとほほ笑んで声をかけると、ルパンからすっとんきょうな声が上がる。
バーの中は結構な賑わいで、確かに空いている席は少ない。
ルパンの隣にだって、空きがあれば誰かが座るのはおかしいことでもなく、ただ突然声をかけられたことに驚いたようだった。
「一人酒なんだろ。俺も一人だからな、座ってもかまわねぇか?」
くすり、と妖艶な笑みを浮かべる次元に、一瞬見入るルパン。
次元自身、自分が何故か”男”に気に入られることが多いことを自覚していた。
そういう趣味はないが、ルパンに少しでも隙を与えることができるならばその手も使えると踏んで。
「え、あ、ああ。どうぞ?」
「どうも。」
酒に酔っただけではない、ほんのり赤く染まった頬に、次元は心でほくそ笑んでいた。
カウンターに座って、注文をして。
何気なくルパンに話しかけて。
「お前さん、一人で何してんだ?」
「えー酒飲んでるんだけっども?」
「へぇ。どうやらヤケ酒みたいだけどな。女にでも振られたか?」
「ちぇ、ほっといて!どうせなら、寂しい心でも癒してくんない?」
「何言ってやがる。」
ルパンからは微塵も警戒心が見えず、それどころかいつの間にかべたべたとすり寄ってきては甘えるような仕草まで見せてきた。それでも、隙は全くない。用心深い男だ、次元はひそりと思った。
ルパンの言動にくすくすと笑っては、そのまま好きにさせてやる。
次元に対して、無防備な姿を見せた時。その時が、ルパンの最期。
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「あ~~酔った・・・・。」
「飲み過ぎだ、お前さんは・・・・。」
ぐでんぐでんに酔っぱらったルパンが、なだれかかるようにして次元にくっついていた。
それでも、どこにも隙が見つからないルパンに、少し違和感を感じる。
どうしてだ?
明らかに無防備で。
酔っ払っていて。
次元に警戒心もなくて。
それでも、今仕掛けるのはまずいと、次元の直感が告げていた。
次元自身、自分の直感の鋭さには自信があるから余計なことはできない。
もし下手なことをして、仕事を失敗するのはプライドが傷つくし、築いてきた名も傷が付く。
それどころか、自分の命さえ保障されていないのだ。
人を殺すなら、殺される覚悟もないといけない。
そうわかっているからこそ、何事にも慎重に動く必要がある。
ーどうする?
思わぬ時間を費やしていることで、次元自身の焦りもあった。
長居は無用、の世界だ。
ー仕方ねぇ・・・・。
このバーに、何かしらあるのかもしれないと考え始めた。
もしかしたら、ルパンの仲間もいるのかもしれない・・・・だから、自身の直感は危険を警告しているのかも。
動かなければこの状況は打開できないと察して、次元はゆっくりと席を立つ。
およ?と突然動き始めた次元に、ルパンは瞳を向ける。そして、「ちょっと二人きりにならねぇ?」という誘いに目を丸くした。
それは、甘美な誘いにも似て。
「行く行くイッチャウ~~♪」
嬉しそうに着いてくるルパンに、次元はにやりと笑みを作る。
それは、後ろ姿しか見えないルパンには見えず。
けれど・・・・後ろを着いてくるルパンの瞳がキラリと光っていたことも、次元は知る由がなかった。
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次元の取っていた室内に入って。
ルパンの隙を窺う。
でれでれとしたルパンは、嬉しそうに室内を見回していて、次元の思考などまるで解していないようだった。
ーバカな男だ。
次元は、少々肩の力が抜けるのを感じた。
この様子ならば、きちんと仕事が片付きそうだ。
そう、想った瞬間。
後ろから力強く腕を捻りあげられた。
「・・・・・・ッ?!」
「隙、はっけーん♪」
「なっ・・・・・・」
どくり、と次元の心臓が脈を打って、ぶわりと冷や汗をかく。
確かに、多少の安心があった。そこに、隙ができたのも・・・・・。
「お前、すげェなぁ。全然隙がないんだもん。俺もさすがに神経使ったわ。いつ殺されるかわかんねぇしよ。」
後ろ手に捻られた腕がぎしりと音を鳴らして、痛みに次元は顔を顰める。
そのまま壁際に身体を預けさせられて、抵抗しようにもその隙はやはりなくて。
「て・・・・めっ・・・・気づいてたのか・・・・ッ?」
「気づくも何も。お前、次元大介だろ?裏の世界じゃ有名な殺し屋・・・それに、抑えてるつもりだろうけどさ、俺にしてみりゃ殺意だだ漏れだったし。」
にやり、と黒い笑みを浮かべるルパン。けれど、それはどこか愉しそうでもあった。
悔し気に唇を噛み締める次元は、自分の名が有名であることを失念していた。
いや、裏の世界の更に闇の部分の話しだ。それを、この男が知っているとは思ってもいなかっただけ。
ルパン三世の、情報網を理解できていなかった甘さに、歯がゆさを感じて「殺せ」とルパンへと告げた。
「はー?何で。」
「この世界じゃ、当然のことだろうが・・・テメェが殺さなきゃ俺が殺す。」
「物騒な話しね。」
「うるせェ。さっさと殺れよ・・・・・」
地を這うような低音で、唸るように次元はルパンに殺せと繰り返す。
けれど、元々人を殺めることを望まないルパンが聴くはずもなく。
「ヤダね。それよりさ、もっとイイことしようぜ?」
「・・・・・・?」
「お前を、俺のモンにしてやるよ・・・・。」
そう言いながら、ルパンの手がするりと不埒な動きで次元の身体を這う。
驚いた次元は、当然抵抗しようとするが、力強い手枷は外すことができない。
「んなっ・・・?!テメェ!!!バカなことは辞めろッ!!!」
「なーに言ってんの。最初に誘ったのはそっちじゃない?」
「お前を殺るためだ!!俺にそっちの趣味はねぇッ!!!!」
「俺もないけど~こーんなにウマそうだし、それに・・・お前が欲しくなっちゃった。」
ぞくり、とするような低音で囁かれ、次元はぶるりと小さく震えた。
先程までのクールさはどこへやら、ひどく慌てた様子の次元に、ルパンは楽しさを抑えられない。
「やめろっ!!離しやがれっ・・・・・ッ・・・・う・・・・へ、変なトコ触んじゃねえよッ!/////」
「へェ・・・随分と色っぽいから、男ともシたことあるかと思ってた。何、初めて?」
「あ、ぁッ・・・・く・・・・っ・・・・あたりまえ・・・だろうがっ!!ぶっ殺すぞッ!!!/////」
「はいはい。ぶっ殺せなかったから、こんなことになっちゃってんでしょう?諦めて俺様にバージンちょうだいな♪」
「ばっ・・・?!//////」
するすると慣れた手つきで性感帯を煽ってくるルパンに、次元は知らず身体が火照り、息が上がるのを感じていた。
しっかりと着込んでいたジャケットもシャツも乱されて、ズボンにまで手が伸ばされてびくりと身体が跳ねる。
「や!やめろっ・・・・!!!!」
「焦っちゃって。かーわいーの♪」
ボルサリーノは暴れたせいで床に落ちていて、露わになった耳をかぷりと甘噛みされる。
そのままクニクニと食まれて、次元はそこから言い知れない快感が生まれていた。
「ふ、ぅ・・・・う・・・噛む、なぁ・・・・っ・・・・//////」
「あれ、随分良さそうだけど・・・この耳とか尻尾ってさ、もしかして感度イイの?」
「~~~っあ?!!!!//////」
そう言いながら、尻尾の付け根をぎゅっと握りこまれてビクンっと全身が戦慄く。
「へぇ・・・・・可愛い・・・・。」
「う・・・・っ・・・・ぁ//////」
ルパンの纏う雰囲気が変化したのを、次元は直に感じた。
今まで無邪気で楽しそうだったルパンが、雄としての表情を見せて明らかに次元に欲情していた。
大胆になる手の動きは、尻尾だけではなく、次元の熱を直接握りこんで扱き始める。
「あ、あ、ッ・・・・・は・・・・くぅ・・・・ん・・・・んんッ・・・//////」
「声、出したら?そっちのが楽になるぜ?」
「だ、っれ・・・・が・・・・・ッ・・・・・//////」
ぬるぬると湿り気の帯びた男根を上下に扱かれて、徐々に身体が熱を帯びる。
同じ男としてだけではなく、明らかに巧みな手淫に次元の脳内はぐらぐらと揺れた。
「イキそ?」
「ふ、っ・・・・ぁンッ!!!////」
男なんかにイかされるのが悔しくて必死に耐えていた次元であったが、的確に高められた射精感に戸惑いを隠せない。
「や、辞めッ・・・・ろ・・・・!もう・・・・・・・・・・・んぁッ、あ、くそっ・・・・」
「もう弾けちゃいそうだもんね?♪諦めて、身を委ねたら?そっちのが気持ちイデショ。」
「誰っ・・・・が・・・・ッ!テメェなんかに・・・・・」
背中越しに問われて、ぎりりと歯を食いしばる。
このままイかされるのはあまりに悔しくて、屈辱的で、そして情けない。
後ろ向きに睨みあげると、一瞬きょとんとしたルパンが、ニィとこれ以上ない程の笑みを作った。
「強情!そういうの・・・・好きよ?」
「・・・・・っんな?!」
「・・・・そういう奴程、乱したくなる。」
楽し気に告げたルパンは、そのまま次元の秘部へ指を滑らせた。
指が触れただけでひくりと小さく収縮した孔の周りを、丹念に撫でまわす。
「ぁ!あ・・・・テメッ・・・まさ・・・・か・・・・・」
「そう、そのまさか♪」
今までの威勢はどこへやら、次元は顔面蒼白になって信じられないモノでも見るかのようにルパンを見つめた。
一瞬指が離されたかと思えば、次の瞬間にはとろりとしたモノが臀部にかけられる。
「冷た・・・・ッ・・・・何を・・・・!?」
「ん?ローション。滑り良くないと痛いデショ?」
「?!!ばっ・・・バカ野郎!!冗談もいい加減に・・・・ッ!!」
「こ~れが冗談じゃないんだなぁ♪」
「ひっ?!」
つぷり、と音を立てて挿れられた指は細くても十分な違和感をもたらす。
「お前のナカ、すげェ熱い・・・それにきゅうきゅう俺の指締め付けてるぜ?」
「ぅ、ぁ、ああっ・・・・ンっくそ・・・・!ぬ、抜けっ・・・・て・・・」
徐々に増やされる指に、ナカを拡げられてぐちゃぐちゃにかきまわれて。
初めての感覚に、次元は訳が分からず、恐怖すら感じていた。
片手を壁に付けて、額も擦りつけるように力を入れても、快楽は逃すことができない。
ルパンの指は蠢きながら、どこかを探るように奥の奥まで乱されていく。
「ンッ!!!あ!?/////」
「お、あった?」
「ッえ、ぁ・・・な、何っ・・・?!//////」
指が、奥の瘤を一瞬掠めた時。ゾクんッと次元の全身を鋭い快感が走った。
脳に直接送られる信号に、次元の意図しない甘い喘ぎが口から洩れる。
「へぇ、良い声で啼くね?犬ってそういうなき声だったっけ?」
「っあ!!あんッ・・・・や、やめ・・・はぁん・・そこ・・・はっ//////」
重点的に擦り上げられて、腰が知らずに揺れる。
喘ぎは止めたくても止められなくて、皮肉を言われても文句一つ言える状況でもなく。
生理的な涙が頬を伝って、それでもルパンを睨みつけてやった。
「ま~~だそういう眼、できんのね♪面白いじゃない。」
「ひぅッ・・・?!」
さも面白そうにルパンは笑って、指を引き抜いた。
指が抜ける感覚でまた次元が身体を震わせている間に、今度はひたりと違うものが宛てられる。
それが、ルパンの男根だと次元が気づく前に、収縮する秘部へ挿入された。
「ッ!!!!ャっ!!~~~~~~ぁ?!なッ!!///////////」
「十分慣らしたけど・・・まだ痛かったかな?ハジメテ、だもんね?」
くすくすとルパンは笑うが、次元はそれどころではなかった。
「ひぅ!!ぅ、うぁ・・・ッ!!で、か・・・・いッ・・・!!////////」
「あーごめん。あまりにもお前が色っぽいから、でっかくなっちゃった♪」
ぐにぐにと入りこむ竿は先ほどの指とは比べ物にならない程の質量を持って、次元のナカを圧迫していた。
内部を押しやられる感覚に次元は苦しささえ感じて、どうしてイイかわからず混乱したように浅い呼吸と喘ぎを繰り返した。
「は・・・・ぁっ!はっ・・・・ん・・・・ん・・・・ぅ・・・・」
「あー・・・わり、ちょっと急ぎ過ぎたかな?しっかり呼吸しな。ホラ、動きに合わせて・・・」
「・・・・ッ、む、り・・ィ・・・ん・・・ぁ・・・くる・・・しぃ・・・」
ぽろぽろと涙を流す次元に、少しいたたまれなくなったルパンは、一度膨らんだ欲望を抜いて次元を横に倒した。
床にはいつの間にかルパンのジャケットが置かれていて、その上に次元は寝かされる。
「・・・・ッ、何・・・・?」
「いや、もっと優しくしてあげようと思って。お前が気持よくないと意味ないしな。」
「え・・・・ッ・・・・?」
先ほどまで不自由な格好で腕をひねり上げられていたが、それが外されたおかげで次元自身、少し楽になる。
しかし脚を拡げられてその間にルパンが滑り込んできた時には、その羞恥に顔が真っ赤に焼けた。
「あれ、何今さら照れてんの?」
「ばっ!!ばか、やろうっ!!てめぇ何してやがるっ!!!!////」
「何って続きじゃない?この体勢だったら、ちょっとは楽でしょ?」
「くそっ!死ね・・・・って・・・・あれ?」
愛用の銃を手に取ろうと見回しても、どこにもその存在はなくて。
きょろきょろと周囲を見ると、ソレは決して手の届かない遠くに佇んでいた。
「あんな物騒なモノ、近くに置いておくわけないデショ~♪観念しなさい。」
「あ!!ッ・・・・/////」
次元がそれに気づいたところで、不敵な笑みを浮かべてルパンは再びナカへ自身を収める。
ぐちゅり、と音を立てながら少しずつ埋め込まれて再び次元は身体を硬直させた。
「ッ・・・・食いちぎられそ・・・・次元、お前・・・力抜けって・・・・・」
「で、でき・・・なっ・・・・あ、ぁッ・・・・!///////」
「仕方ないなぁ・・・・・」
そう言いながら、ルパンは次元の萎えかけている熱を扱き始め、そして唇を重ねた。
「ん、ぅ?!・・・ふ、ふぁ・・・ッ、あ・・・・ん・・・////」
巧みな舌の動きと、前に与えられる刺激で次元の脳内は快楽に溶かされる。
少しだけ緩んだ締め付けを狙って、ルパンはそのまま腰をグラインドし始めた。
「んッんぅ!!ぅあ、あっ、ああッ、んっ・・・んっんっ!!/////」
「お前のナカ、スゲぇ気持ちイイ・・・・うねうねしてる・・・」
「知らな・・・ッ・・・いっ・・・・ぁ!ああ・・・ん!んぁっ!!/////」
動きに合わせて上がる嬌声は、先ほどより艶があって、どんどんルパン自身煽られていた。
両肘で身体を支えるように起きていた次元に、ルパンはそのまま寝るように言った。
「ん、その体勢、じゃ・・・きついでしょちゃんと寝て俺につかまんなさいよ。」
「・・・・ッ、い・・・やだ・・・っ・・・・ひぅ・・・!////」
「・・・くっ・・・・なんで・・・?」
「・・・・・ッ!!/////」
真っ赤な顔で、唇を噛んで悔しそうに視線を逸らした次元を見て、ルパンは一瞬でぴーんときた。
「あ、もしかして仰向けってあれ?犬にとって服従のサインだから?」
「ッ?!/////////////」
何を今さら・・・と思わなくもないが、次元の中でどうしても譲れない部分でもあったらしく。絶対服従の格好を、敵であるルパンに見せるなどプライドが許さないのだろう。
次元はかぁッと頬を更に赤く染めて、涙目でルパンを睨みつけた。
「へぇ!そうなんだ~~~♪」
にやにや、とヒトの悪い笑みを浮かべるルパン。
「く!そっ・・・テメぇ・・・・んあっ?!!/////」
「そうと分かれば、まぁ悪いけど俺様に服従させてあげないとねぇ?」
「ひぁっ!!ん!!!!/////」
ぐぐっと腰を進められて、先ほど見つけた次元のイイ場所へ熱を擦りつけられる。
そこを重点的に突かれながら、激しく出し入れをされて次元の身体はその度に大きく跳ねた。
「あ!!あんっ!んっ!!あぁっ!!!!/////」
汗や体液でどろどろになった身体は、もちろん支える部分もずるずると滑るように不安定になる。
両肘で支えていた身体はルパンの容赦ない揺さぶりに、妙な力だけが入って身体が震えた。
「ひ、ぅ、うン、あッ、ぁぁ!きつ・・・ッ・・・・//////」
「観念して、全て委ねたら?」
「・・・ッ・・・・ぅ、うぁっ・・・・!////」
「俺のモノになれよ、次元・・・・。」
「っ!//////」
ルパンの低い声音が、次元の脳に直接響いて。
どくり、と高鳴る鼓動に次元は無意識に両腕をルパンの首に回していた。
「もう、離さないぜ?」
「ッ!あ!ぁああっ・・・・るぱ・・・ンッ・・/////」
にこり、と優しい笑みを浮かべたルパンを眼に映して互いに腰を合わせた。
最奥を突かれて熱を弾けさせた次元に、収縮したナカへともにルパンも果てる。
「あ、あ・・・・ッ・・・はぁ・・・・//////」
全身で大きく呼吸を繰り返し、気だるげに身体を横たわらせる次元の髪を撫でて、ルパンは嬉しそうにほほ笑んだ。
「もう、俺のモノだよな?次元。」
「・・・・ッ・・・・ばか、やろう・・・・何言って・・・」
「俺さ、相棒が欲しかったんだよ。お前みたいな奴。前から目、つけててさ♪」
「・・・は?」
「いや、だからさ~わざとお前が近づくように仕掛けたんだけど、いやぁうまくいったね♪♪」
「・・・・ッ・・てめぇ・・まさか・・・・!?」
次元は顔面蒼白になりながら、ぶるぶると震える指先で、ルパンを指さす。
うきうきと踊りだしそうな程に楽しそうなルパンは、満面の笑みでにっこりと「そのまさかでした~vv」と告げた。
「・・・・くそ・・ッ!」
その悪びれのしない笑みに、次元自身脱力する。
元々、この依頼自体がルパンに仕組まれたことだと知り、ルパンの手のひらで踊らされていた事実に次元は憤りを通りこして呆れた。
「お前なんかに、俺が飼えんのかよ?」
「ぬふふ、躾は上手な方よ?」
「ちっ・・・言ってろ。せいぜい、飼い犬に噛まれないようにな。」
「はいはい、じゃぁ第2ラウンドいきましょうか??vv」
「なっ?!///////」
まだ体内に存在していたルパン自身を動かされて、次元は焦り出すが聞く耳を持ってもらえるはずもなく。
そのまま、良いように啼かされるはめになった。
(もう野良犬だなんて呼ばせないから)
Fin.
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久しぶりに疲れましたーーーっ!!!(* ´Д`*)=3 アハァァンwww
けど楽しかったです!!笑
けもっこさんたちは、まだまだ出したい設定があるんですけど、自重しつつo(^O^*=*^O^)o
今回も、ずっと書きたかったルパン様とわんこさんの出逢いを書けて嬉しいです////
投票してくださった方も、観てくださった方も本当にありがとうございましたっ!!
気づいてもらえると嬉しいところが・・・・わんこさん、今ではバックが嫌で前がイイって言ってる・・・・んですよね・・・・前の小説で。笑
その辺りの、ちょっとした心の変化がわかっていただけてたら良いなあああああと無理難題を言いつつww笑
本当にありがとうございました!
他のけもっこさんで、こういうのが見たいー!とかありましたらまた教えてやってくださいね^^/////
ではでは!
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