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=兎さん編~風邪~=
今日は大分前から計画を練っていた仕事結構日。
俺は仕事に向けて気分が高揚していたし、次元の体調だなんて見向きもしていなかった。
結局仕事中に、普段は俺でさえ感服する程の奴の銃の腕が鈍っていることにやっと気付いたんだ。
よく見れば、まだ仕事が始まったばかりだと言うのに、すでに呼吸が荒くて。
壁に手をついて身体を支えないといけないくらい、ぐったりと憔悴しきった様子が目に入る。
「おい、次元・・・・。お前、体調が悪いのか?」
なんで仕事中に・・・・そう思われたのかもしれない。気づかなかった自分への怒りも含めて、口調がきつくなってしまった自覚はあるが、そう声をかけた瞬間に次元の肩がびくりと揺れた。
「う、ううん・・・・悪く、ない・・・・。」
虚ろな目をしているくせに。顔色も悪いくせに。掠れた声で、俺にそう嘘をつく兎に腹の中で苛立ちを感じた。
きついなら、ちゃんと言えば良いのに。何で嘘をつくんだよ・・・。へらりと笑うその表情だって、俺を怒らせないためにしてんのか?バカ野郎・・・。
「・・・・・チっ・・・・・・帰るぞ。」
「え、ルパン・・・・なんで・・・・っ・・・」
「うるさい。気が削がれたんだよ。」
「で、でも・・・計画が・・・・・ッ」
もちろん、予告状もだしてるし、綿密に練った計画を遂行できるのは今日だけだったんだ。
でもそんな気にもなれないことは確かで、無言でアジトへと歩を進めた。
「るぱん・・・・ッ・・・・るぱ・・・・」
「うるさい。」
熱もあるのだろう次元が、更に瞳を潤ませて俺に縋るように追いかけてくる。
でも急ぎ足の俺に対して、次元はふらつくように歩くのがやっとのようでどんどん差は離れていた。
どさっ・・・・
「・・・・・次元?」
背後から聞こえる音に、ハッとして振り返るとそこにはぐったりと倒れた次元がいて。
慌てて駆け寄って、抱き起こすと朦朧とした様子で「ごめんなさい・・・」と唇を必死に動かしていた。
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返す次元が痛々しくて、自分の不甲斐なさや優しくなれないこの性格が恨めしくて、俺は意識の途切れた次元を抱きしめてそのままアジトへと連れ帰った。
(続く)
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=狼さん編~発情期~=
今日は綺麗な満月で。
こんな日には、身体がどこかおかしくなることがわかっていた。
血に飢えたり、気が高揚したり。満月は狼にとって特別な日だったんだ。
でも、今までとは違って。
真っ暗な闇にひと際輝く丸い月を見上げて、身体がどくりと脈を打った。
脳裏に掠めたルパンの優しい微笑みに、身体はどんどん熱くなって。
ふるふると頭を振っても無駄で、身体を抱きしめて寝ようと思ってもぶわりと湧き上がる汗が気持ち悪くて。
ールパン・・・・ッー
どうにかして欲しくて、心が勝手にルパンの名を呼ぶ。
下半身に集まる熱に、白濁する脳に。
理性が保てなくなる頃には、いつの間にかルパンの寝室に立っていた。
「・・・るぱ・・・ッ・・・//////」
ふらふらと揺れる頭はジンと痺れていてまともな思考も紡げない。
でも、熱のこもる身体はどうにもおかしくて異常で。
こんな姿をルパンに見せたくないと残った理性は叫ぶのに、性にまみれた身体は欲に駆られて言うことを聞いてくれない。
きしっ・・・・
ルパンのベッドに片足を乗り上げて、そこに眠る愛しいヒトを見る。
規則正しく上下する胸に、静かな寝息に。
罪悪感にかられながらも、ただただ触れたくて触れてほしくて。
・・・・この熱を解放して欲しくて。
四つん這いになって、そっとルパンの上へ乗り上げる。
さすがに気配に気づいたルパンが、ゆっくりと目を開くのが怖くて。
こんなはしたない獣、いらないって言われるかも知れなくて。
知らず潤む瞳に、ルパンの驚いた顔がぼやけて映った。
(続く)
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=わんこさん編~怪我~=
「どうして、俺をかばったりするの?」
ルパンは、先程からベッドの前に仁王立ちで居座って、同じ質問を繰り返す。
「だから・・・・とっさに身体が動いたんだ。仕方ねぇだろ?」
ふぅ、とため息をついて呆れたように同じ答えを繰り返すがルパンは納得してくれない。
それどころか、徐々に怒りはエスカレートしているようで、表情が消えていく。
怒ったり怒鳴ったりするよりも、ルパンはこうやって無言になっちまう方が怖いんだ。
何を考えてるのか、俺でさえわからなくなっちまうから。
「・・・・次元、わかってんの?」
「・・・・何を・・・・?」
わかってる。わかってるさ。ルパンを守るためとはいえ、俺が傷つくのをお前さんが望まないことくらい。
左腕に受けた銃弾は、ルパンをかばった俺の勲章。でもルパンにとっては違う。
俺の勝手な行動を、ルパンは静かに怒っていて。きっと自分の不甲斐なさとか情けなさとか・・・そんなのに苛まれてるんだろう。
「・・・・・わかってるくせに、とぼけるわけね?」
「わかんねぇもん・・・・」
「じゃぁ言ってやるけど。今後一切、俺をかばって怪我なんかしないでくれる?」
「・・・・そんな約束は出来ねぇな・・・」
だって、きっと俺は同じ状況がくれば何度でもルパンを助けようとする自信がある。
それは本能が身体を動かすのだから、俺にだってどうすることもできない。
お前さんだって、きっと同じなくせに。
「約束しないなら、もうお前とは一緒にいない。」
「・・・・・ッ!?」
冷たく放たれた言葉に、心がびくりと反応して。跳ねるようにルパンの瞳を覗きこんでしまった。
俺にとっての、一番の恐怖をルパンはわかってるんだ。
ルパンの傍にいれないこと・・・・ルパンが俺から離れちまうことが、何よりも怖い・・。
「約束、して?」
「ルパン・・・・・ッ・・・・・」
真っ黒い瞳を見つめても、心を塞いだルパンの心理は読めなくて。
いや、きっとルパンは本気で言ってるんだ。諾と応えないと、捨てられちまう・・・。
ルパンに・・・。
「ッ・・・・・・」
気づけば頬を熱い水が流れていて、視界は揺らいでいた。
ぽろぽろと流れる涙がうっとおしくて、力いっぱい目を擦るとその腕を掴まれる。
(続く)
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と、言う感じで・・・・・平等?(ノ´д`ノ。・ゎーぃ・。\´д`\) vv笑
どれもこれも書きたいけど書きたいけどおおおおっとたぎったのですみません。
続きます・・・続けて良いだろうか・・・・笑
あーできれば絵もつけたいのになぁ!!!!(´;д;`)ブワッ <描いちゃったらすみません!
この後は・・・各けもっこたちでエロが入ったりするかもしれませんけど。
にーしても、今のとこ楽しいシーンは全然ないですね!!!笑
これから!!これからですからっエロは!!!(誰も求めてないよ)
冗談です、ほら甘いのとか・・・・ラブラブとか・・・こっからっ!!!。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。
なので、もし気が向いたらまた続きも見てやってくださいね?^^vv
早く書きたい書きたいって私は思ってるので、観てくださるなら頑張りますとも!(〃゚∇゚〃) vv
ではでは、また前ふりだけで終わってすみませーーんっ!!