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=負けられない戦いがある。=
おはようさん、今日も良い天気だな。
ま、俺たちにとってみれば日中は仕事もできないわけだしよ。のんびりするか、仕事の計画を立てるかするしかねぇんだけど。
計画を立てるって言っても、大抵はルパンがやっちまうんだが・・・。
がちゃり
お、そのルパンが起きてきたみたいだぜ?
「次元ちゃんおはよ~vv」
一応いつものスーツを着ちゃいるが、ネクタイは首にかけただけでボタンもまちまち。
ったく、これがあのルパン3世か?と疑いたくなる程のだらしなさだ。
「はいはい、おはよ。何だい、そのだらしない格好は。」
俺は言いながら、ルパンのボタンをかけ直し、ネクタイを結んでやる。
その間の、ルパンのにやけ顔・・・・・・一体何だってんだ!
「おい・・・顔がだらしないのは治しようがないぜ?」
「ん~~いやvv」にやにやにや
「言いたいことは、はっきり言いな。」
「そんならさ、今日もウチの嫁さんは良い嫁さんだと想ってよvv」
ガンっと頭に衝撃を受けたかのような錯覚に陥る。
はぁ?!嫁さん?!誰が!って聴くほどアホじゃねぇがこの状況じゃ俺のことだろうよ!
「・・・・頭に風穴開けられたいか?」
「あら、怖いvv」
射殺さんばかりに睨みつけてやったが、ルパンには勿論効果もなく。
むしろ、嬉しそうにすり寄ってきやがった。
「おい!くっつくんじゃねぇよ!!」
「え~良いじゃん、スキンシップvスキンシップvv」
身体全体でまとわりついてきて、更にスリスリと首元に顔を擦りつけてくる。
だ~もうくすぐったいんだよ!!/////
「や、辞めろって!!」
「え~そんなら、おはようのキスしてくれたら辞めるー。」
言いながら、腰やら尻やらを撫でまわす不埒な手を止めるのに必死で、言葉を認識するのに時間がかかった。
・・・・・キス?!
「ふざけんじゃねぇ!何で俺が!!!////」
ルパンの耳元で叫んでやると、うるさそうに顔をしかめるだけで効果はない。
「何でって・・・・そりゃ夫婦には必要な挨拶じゃない。」
「だ!か!ら!さっきから一体何の妄想してんだお前さんは!!!寝ぼけンのも大概にしやがれ!」
先に言っておくが。俺は、ルパンの嫁になった覚えもなけりゃ夫婦を営んでるつもりもねぇ。
きっかりしっかり、ただの相棒、だ。
「ただの相棒って言いますけど、相棒は身体の関係持ったりしないと思うぜ?」
「勝手に人の考え読むんじゃねーよ!!!」
たっ確かに身体の・・・か、関係はあるけどよ・・・・。
「ほら、認めなさいよ。ね、ハニー?愛してんぜ?」
ちゅっちゅっと頬やら瞼やら額やらに温かい感触。あっ~~~もう!///////
「だ、大体!!何で俺が女役なんだよ!!!」
「は?」
きょとんとしたルパンの顔。いやむしろ、何言ってんのコイツ?と呆れたくらいの表情だ。
「だから・・・・別に、俺が女役でなくてもイイだろ?!お前がやりゃ良いじゃねーか!」
「え、だって突っ込まれてあんあん喘いでんのh・・・「ぎゃああああああああ辞めろ!!!////」
もう誰かこの口を塞いでくれ!とばかりにルパンの口を両手で押さえようとするが、ぺロリと生温かい感覚が手に与えられてひえええええっと背筋に寒気が走る。当然、手だって離すしかねぇ。
「いっつも下のお口にさ、俺様のモノ入れられて気持ちよさそうにs「だあああああああ辞めろって言ってんだろ!!!////////」
どうしてもその口を塞ぎたいけど手は使えないしと考えた末、口で塞いだ。うん、良い考えだ。
「っ・・・・?!」
驚いたルパンの顔。ざまーみろ。
「ん、ふ・・・・・っ・・・・・・」
ちょっ・・・・まっ・・・・な、何か・・・ルパンの舌が・・・・っ
「んあ、ふ・・・・・ぅ、う、・・・・・・っ・・・・あ」
~~~~~~~~~っ?!!!//////////なななななっ何だこの状況はっ!!!////////
口の中を当然のように這い回る舌が、上やら下やらを擦りあげて、俺の舌はもうわけわかんねぇんだけど吸われたり噛まれたりはさまれたり・・・・っぞくぞくとした感触が身体中に走って、手も足も力入らなくなって、手でルパンを引きはがすこともできないし、足はがくがく情けなく震えて身体も支えられなくなってきやがる!
「んうぅっ・・・・・ふは、は、ぁうっ・・・・、ん、ん、」
息苦しくなってきて、目からは俺の意思なんか関係なく潤んでくるし、顔だって熱くて絶対真っ赤だし、結局身体が支えきれないもんだからルパンにすがるように手をまわしちまって抱き合うような格好になっちまってるし、つかもう、もう、本当、いい加減にしてくれ・・・・っ!(涙)
「あ、ルパ・・・・・・・っ」
やっと口が離れて、名前を呼ぶとにやりと笑うルパン。くっそ・・・・!もう悔しいやら情けないやらで俺の中はぐちゃぐちゃだ!
「あんれぇ?どうしたの次元ちゃん、気持ちよさそうね?」
にやにや笑いながら俺を覗きこんできやがる。この悪魔め!
罵ってやりたいが、そんな暇はねぇ・・・・何でって・・・・・俺は息苦しいんだよ!酸素が必要なんだ今は酸素!
「ほら、認めちまいな。俺の嫁さんだってな。」
「~~~っ、て、め・・・・ぇ・・・・・・」
いつの間にか入り込んできてるルパンの手が、直接背中を摩る。
う、う、・・・・・・もぉ辞めろただでさえ身体中変な感覚なんだよ今は!!//////
「次元?」
「認め・・・・」
「ん?」
「認めるかばかーーーーーーーーーーっ!!!!!」
絶対、いつか思い知らせてやる!と俺は心に誓って、ルパンをぶん殴っておいた。
Fin.
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