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=Someone help me, anyone!=
あるところに、それはそれは可愛らしいお姫様がいました。
そのお姫様は、年齢もそこそこ、ダンディで真っ黒いスーツに身を包み、更にお髭が生えております。
そんな、次元大介さんの悲惨な一日の幕開けです。
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「だああああっもう!!!とっつぁんいい加減にしろよ!!!」
「何言ってやがる!お前を捕まえれば必ずルパンが助けにやってくる!!そこを考慮しての今回の作戦なのだ!!お前には捕まってもらうぞ!!!」
今、俺次元大介は、とっつぁんこと銭形警部と追いかけっこの最中だ。
普段はルパンにばかり気をかけて、俺なんて全く眼中にないくせに今日と言う日は何だと言うのだ。
「そんな作戦はなぁ!どうせダメに終わるんだよ!!いい加減に諦めろって!!」
「うるさいわ!!お前も良い加減諦めてワシのモノになれっ!!!」
「その言い方辞めろ!」
とっつぁんの執念は十分存じているが、このまま捕まれば銭形の言うとおりルパンを誘い出す餌にされるのだろう。それは、とにかく嫌だ。嫌というのは、情けないとか申し訳ないとかそういうのもあるが・・・・助け出された後に、ルパンがそれをダシに使って何かしら要求してくるのではないかという危惧を恐れてでもある。
アイツの要求はいやらしいんだよ!!/////
「とにかく俺は、そんな理由でとっつぁんに捕まるわけにはいかないんだよっ!!!!;;」
必死で逃げまどう俺に、楽しそうな銭形の顔といったら・・・・!きっとあの敏腕警部にとって、今の鬼ごっこはただの遊びだ。真剣になりゃ、俺なんて簡単に捕まえられるんだろうよ。
『じっげんちゃ~~ん?大変そうね、助けてあげよっか?vv』
耳に装着してた通信機から、楽しそうなルパンの声が聞こえてようやくその存在に気付いた俺は相当慌てていたらしい。くそっ!というかどうせ大分前からこの状況を知っていながら、笑って見ていただろうルパンが想像できて腹ただしいことこの上ない。
「っ・・・・てめ・・・・!わかってんならさっさと助けやがれ!」
実際相当長い間全力疾走している気がして、息は切れるし身体はきつくてたまらないし、どうにかなるなら一刻も早くこの状況から逃れたい。
「お!もしや、ルパンからの通信か?!さぁ、さぁ、アイツをおびき出すんだ!!」
通信していることに気付いた楽しそうなとっつぁんが、後ろから同じく全力疾走しながら声をかけてくる。
・・・・・・息切れひとつしてないアイツは化け物じゃないかと今更ながらに思うぜ!
「く、くそ・・・ッ・・・ルパ、ん、今、お前さんが来た、っら、とっつぁんの思うツボだ・・・・・は、はぁ・・・・っ」
『次元・・・・・、』
「だか、らっ・・・・はぁ、」
『お前さ?』
「ん?何、だ?」
『すんげぇやらしいな!もう俺様耳から直接お前のやらしい息遣いが聞こえて、息子がびんびん反応してんだっけどもvv』
「アホかああああっ・・・・・!!!!!/////」
この状況で!!
俺はあんまりなルパンの言葉に、思わずその場でずっこける。
もちろんそんな俺の隙を逃すはずもなく、銭形に追いつかれて敢え無くとっ捕まったわけで。
「逮捕逮捕ー!はっは!残念だったな次元!!!」
楽しそうにカラカラ笑うとっつぁんに体中を縛りあげられて、あまつさえマグナムも取られた。
「くそ!とっつぁん離せよ!!大体この縛り方は何だ!!!/////」
ああもう、言いたくもないが所詮亀甲縛りとか言う奴!何でこんな縛り方知ってんだよ!?あ、俺が知ってるのはだな、ルパンがやってきたからであって・・・・っていやいや、今それは良い!!!//////
「ん?ああ、こうした方がお前を助けに来るルパンの奴もやる気が出るかと思ってな!」
はっはっは!と笑う銭形の楽しそうなこと!こんなことを男にやって楽しそうにしてんじゃねーよ!!////
「くっくそ・・・・・っ!!」
「さ、ルパンの奴に言うんだ。助けに来てください、とな。」
「・・・・っ!?てめ!」
にやりと笑う銭形。その笑みは先程とは違って、黒い。普段はアホっぷりを見せつけるとっつぁんも、時には俺達も恐れる優秀な刑事となり代わる。いや、実際は、普段からすごい男のなのだ、コイツは。
「断る!ルパンに助けを求めるくらいなら、死んだ方がマシなんだよ!!!」
きっと普通に聞けば、相棒を敵に売るくらいなら自分の命など惜しくない。という男らしいセリフなんだろうが・・・・・今の俺にすれば、ルパンの”オシオキ”が怖いだけだったりする。そこは勿論秘密だ。
「ふ~ん・・・・、」
銭形の黒い笑みが近づいてくる。一々嫌な予感がするのは何なんだ!
「な、なんだよ・・・・・っ!!;;」
強がってはいるが、縛りあげられて逃げもできないこの格好で銭形の黒い笑みは相当怖い。一体何をしてくるのかと考えただけで冷や汗が伝う。
「おい、ルパン聞いてるんだろう?」
俺の耳元、つまりは通信機に向かって銭形は声をかける。つか耳元で喋んな気持ち悪ィ!!/////
『おや、バレてる?さっすがとっつぁ~~~ん♪』
「当たり前だ。ワシを誰だと思ってる。」
『凄腕の、銭形警部、だろ?次元を捕まえるなんて、やるじゃねーの。』
「ふん、お前が言いたいのは、捕まえたことじゃなくて、目をつけたことだろう?」
『ん、わかってんね。次元に何かしたら、俺が許さないぜ?』
耳元で交わされる言葉。俺を無視して話しをすんな!
「何かされたくなかったら、お前が投降することだな。そうじゃねーと・・・・・」
「?!ちょっ、と、とっつぁん・・・・!?てめ、どこ触って・・・!!!!/////」
ルパンと話していたかと思いきや、突然首筋やらお尻やらを好き勝手に触りだす銭形に、当然俺は慌てる。ルパンとはまた違った大きくて角ばった男らしい手に、いやらしさを意図したような触り方が全身をざわつかせる。
「や、やめ・・・・っ・・・・んん!!!///////」
『次元!!!』
「る、るぱ・・・・ん、・・・」
『次元・・・・どうして欲しい?』
「はぁ?!」
『いや、だからさ、俺に助けて欲しい?それとも、そのままとっつぁんに良いようにされたい?』
「そ、そんなの、当たり前に・・・・」
『勿論、俺様に助けてもらうんだからそれ相応の要求と、他の男に好きに触られた”オシオキ”が待ってるのは、わかってるよな?』
にやり、と明らかにほくそ笑むルパンが頭をよぎって、怒りが沸騰する。
「この状況で、何を・・・・っ!!!あ、あっ・・・・ちょっ、とっつぁん、そこはっ・・・!!!//////」
「おいおい、ワシを置いてルパンと話してんなよ。寂しいだろ。」
「嘘つけ!」
「そんで、呼ばないのか?ルパンを!」
「くうううううっ・・・・・・~~~~てめぇらいい加減に・・・・っ!!」
両者の好き勝手な言い分に、ぷつりと何かが切れた。
「五エ門ーーー!!!!何でもしてやるから助けてくれええええっ・・・・!!!!!」
ーキンっ!キィィん・・・・っ!!!!ー
甲高い音を響かせて、閃光が走り。俺は身体の自由を取り戻す。
「大丈夫か?!次元!」
「五エ門!!!!」
救世主のように現れた五エ門を、俺は眩いばかりに見つめて喜びのあまりに抱きつく。
「じじじじ次元っ・・・・!このような不埒な真似公衆の面前ではっ・・・・!!!/////」
「ああ?何言ってやがる!ありがとうよ愛してるからな!!vvv」
銭形とルパンからの解放に、喜びのあまり言ってやるとボッと赤面する侍は「大胆なっ!/////」と何やら言っているがそこは置いておいて。
突然の襲撃者に唖然としている銭形の隙を見て、俺と五エ門はその場を後にした。
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そんなお姫様の王子様が決まるのは、一体いつになることやら。
Fin.
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九十九様・・・・!こ、こんなおかしなものですみません!!!!orz=スライディング土下座
リクが「皆が次元を可愛いと思ってて、ル五銭で次元を姫扱い」ということでしたが・・・・・ぜ、全然違います・・・・よね?!・゜゜・(/□\*)・゜゜ひええええっ;;;(滝汗)
何か色々勘違いしたものが出来てしまいましたが、こんなものでよろしかったらもらってやってください!!><;;
も、もし全然リク内容が異なっていましたら、書きなおしますので遠慮なく言ってやってくださいね!!!!
これからも、どうか仲良くしてやっていただけるととても光栄に思います!!(〃゚∇゚〃)
よろしくお願いします(●´∀`)つ≡≡≡愛愛愛)Д`)グシャ